2005年3月9日発売
いや、丁寧にありがとうございます。わかりやすい日本語パンク直系サウンドで、夢、希望、妄想、愛や友情を、多分にユーモア感覚をまじえて歌うスタイルが、嫌味なくてショボ・カッコいい。隣の面白くて頼りになるお兄さん系。きっといい人たち。
コザック前田のソロ活動を経ての約2年ぶりの4作目。クレイジーキャッツの「ドント節」をアレンジした(5)や(8)からテーマを“無責任”としたのだろうが、無責任というより青臭く暑苦しい青春パンクなだけ。でもそれを全力でやれるのがガガガの良さだ。
いくぶんゆったりとしたテンポを設定し、一音一音をていねいに弾き込んでいく。アグレッシヴな演奏とは正反対のアプローチで、聴き手を美しい叙情の世界に誘ってくれる。「幻想」のアダージョ楽章で聴かせる優しい音色は、仲道郁代ならではの表現だ。
80年代に数々のヒットを放った、カルロス・トシキ&オメガトライブのBOXセット。アルバム未収録シングルも網羅したCD11枚、そしてラスト・ライヴなど貴重な映像が観られるDVD2枚で構成。
シンプルな8ビート、ほどよく歪んだギター、スピード感たっぷりな楽曲によく伸びる高めなヴォーカルーーまるでジュンスカが甦ったような優等生パンク・ロックここにあり。ポップでヒット性十分な曲作りやアレンジのセンスもいいんだけど、ちょい新鮮味は少ないかな。
紅一点のシンガー、ターヤ・トゥルネンをフィーチャーした北欧メタル・バンドのベスト盤。デビューから2002年発表作までの楽曲を網羅。加えてミックス・テイクやカヴァー・ナンバーも収録。初期作品の集大成的な趣で構成されている一作だ。
2005年にデビュー10周年を迎えた3人組ハウス系プロデューサー・ユニットの9枚目となるアルバム。エレクトリックなサウンドでディスコ風にアレンジされたGTS流ハウス・サウンドが満載。
2004年2月発売の『primary colors』以来、約1年ぶりのサード・アルバム。Every Little Thing時代から変わらぬ五十嵐充のツボを外さないソングライティングは、今回も見事の一言。misonoも曲によってヴォーカル・スタイルを変える成長が見られる。