2005年4月21日発売
琉球の島唄は枯れることない泉のごとく。その数は人知れずほどだが、島々の代表曲を親交の金城綾乃(Kiroro)、鳩間可奈子、仲宗根“サンデー”哲ら若手と大島保克が共演。BEGINとの共作「イラヨイ月夜浜」ではアイルランドのアルタンのメンバーと共演。秀作。★
2001年に熊本で結成された、ピアノ&ヴォーカル、ベース、ドラムスという編成の3ピース・バンドのファースト・アルバム。ピアノをメインとしたサウンドは勢いと清涼感にあふれ、少年を感じさせる歌詞とともに新鮮に響く。上田ケンジ・プロデュース。
メジロックをしょって立つ和ものロック・バンドの“目白三部作”第1弾ミニ・アルバム。絡みつくグルーヴと重量感が物語るのは、バンド力のレベル・アップ。松鶴家千とせとコラボレートしたジャケにまで、ブラックな遊びゴコロがあふれ出してますけど。
コンテンポラリー・ジャズという困難な“ジャンル”における日本最高の水準を誇る4人が集合した最強のユニットの3枚目。今回も随所にフュージョン世代以降のユニークなジャズの成果が集約された“メインストリーム・ジャズ”。特に小池が凄くなってきた。
久々の登場となったポンタと近藤のコラボレーション2作目。今回は先ごろこの世を去ったレイ・チャールズへのトリビュート作。両者ががっぷりと4つに組み、力強いパフォーマンスが重ねられていく。賑やかなサウンドもレイを送るのにぴったりだ。
アコーディオンをフィーチャーしたシャンソン・テイストの(1)は桜田淳子のカヴァーで、窓窓窓〜と繰り返されるサビがとにかく印象的。これを深みのあるヴォーカルで聴かせたかと思うと、(2)では優しく表情を変え、表現力が際立つ仕上がりになっている。
伝説の将棋指し坂田三吉と小春の夫婦の物語を、男の夢を追う三吉の側から歌ったセリフ入りの浪花演歌が「浪花の王将」。三吉を支えた小春の側から歌った「命の灯り」がカップリングになっている。勝負に賭ける夫婦演歌といえるコンセプト・シングルだ。
下世話なチマタの情緒の心地よさと近代オケの響きの快感を、チープとキッチュをきわどくかわしつつ両立させようという不思議な味わいの「交響組曲」第4弾。オケ書法にせよメロの処理にせよ、あ、これって! という仕掛けの連続。とにかく楽しませます。
吉田正の歌謡曲をタンゴ仕立てで大まじめにやってしまったという盤。しかもその楽団がゴージャスな編成。タンゴの直情的なフレームの中に、ウェットなニッポンのメロデイが居候し、なんだかシュールでもありキッチュでもある不思議な気分にさせられる。
LAメタルの精神を引き継ぐ、南カリフォルニアのハードコア・メタル・バンドのファースト・アルバム。凄まじい圧力で迫り来るギターにアグレッシヴなヴォーカル、加えて重厚なリズムと正当派ヘヴィ・ロックの要素を十二分に兼ね備えたサウンドでダークな世界を描く。