2005年5月18日発売
マレーシア出身、中華圏で人気博したポップ・デュオ=無印良品 (ウーイン・リャンピン) の一人の2年ぶりのアルバム。さーっと眼前が広がるサウンド(1)に続き澄んだ歌声で展開するバラードの世界 (リズムが利いた曲は(11)くらい) には心洗われる思い。
注目の若手フラメンコ・ギタリストの2作目。本場に近づこう、ではなく、独自の美学を発展させていこうとする姿勢が好ましい。打ち込みを用いている曲もあったり、フラメンコの本質を内包しながら、その伝統性と同居する今日性が楽しく、爽やかな印象を残す。
2005年第1弾、通算24枚目のシングルは、ゆったりとしたテンポのなかで恋人との穏やかな時間を描き出した、切なくも優しいラブ・ソング。体がホッと緩むような温かいサウンド・メイキングと、ほんわかとしたイメージのメロディ・ラインがまっすぐに伝わる。
中性的なヴォーカルが魅力のバンドで、豊かなメロディ・ラインはポップスの王道をゆく。タイトルから察するように、夢と希望にあふれたガンバリズムが炸裂した作りは普遍的なものであり、やっぱり歌はこうだよなと納得。TX系アニメ『メル&ヘヴン』オープニング・テーマ。
デビュー15周年にして10枚目のアルバム。悠久的律動感の横に、相当なハイ・テンションが隠れもせずに同居する、無国籍な伝統芸(?)とでもいうべき芸風は、いまやこのカオスな時代にジャスト・フィットの感あり。渡辺マント作の(5)(7)がまた突然可憐で素敵。★
知る人ぞ知る合唱のメッカ、エストニアが世に問うたグループ。彼女たちは、“少年少女合唱”独特な幼さを脱して、充実した響きと音楽を持つ時期の“ガールズ・クワイア”。もちろんそのクリアな響きは一級品。前半の聖歌と、後半のハジケっぷりの対比が楽しい。
発売元
株式会社ポニーキャニオンライヴでのハード・バッパーな魅力とは別にお馴染みの楽曲を華麗な音色で演じきるファリナッチの4作目。ウィントンに見出された若手の俊英という立場から一歩進んだ、粋な感じさえ漂わせてきた演奏。(4)では超絶技巧の一端を見せてくれる。ビ・バップしてる。
静岡県掛川市在住のジャズ・ピアニスト、藤田ゆかりのメジャー・デビュー盤。全編にわたって持ち前の安定感のあるリリカルなプレイが光るが、なかでも(3)(5)(7)(9)といったオリジナルは、哀愁あふれる作風で、彼女の志向性が如実に表われている。
元pre-schoolの大和田晃とecoのプロジェクトのミニ・アルバム『MUFAS,BEING BORN,BAAANG!!』に続くフル・アルバム。ポップでキャッチーな曲から、ダンス・ミュージックやヘヴィな楽曲までヴァラエティ豊かに収録。