2005年5月25日発売
たしかなことたしかなこと
5年ぶりのアルバム『そうかな』からの先行シングル。(1)は生命保険会社のCMソング。相変わらず心をグワシッとつかむ小田メロディが冴える。相変わらず声が若いし。(2)は「愛するこの国も戻れない」と国を憂いつつも、未来への希望を歌う問題提起作。
11のみじかい話11のみじかい話
童話のような寓話のような物語性豊かな全11曲が、和製ブリティッシュ・トラッドと呼びたくなるふくよかなバンド・サウンドと楚々とした歌声で紡がれる好作品。CCRの「すべての人に歌を」を独自の日本語詞で歌い、新たな輝きを与えた佐藤良成の作家性に感嘆。★
淡い赤ときれいな青と淡い赤ときれいな青と
大阪出身のギター・バンドの渾身のファースト・アルバム。真っ直ぐで素朴な歌詞に、表情豊かなバンド・サウンドがゆったり寄り添う。その舵を取るのは時に淡々と、時に熱く歌い上げる、実に味のあるヴォーカル。堂々とした佇まい、ソウルフルな楽曲が光る。
ブラスの祭典3ブラスの祭典3
ブラスの祭典の第3弾。今回のアルバムでは20世紀FOXのファンファーレから始まり、吹奏楽コンクールの課題曲や吹奏楽ファンには懐かしい名曲を並べ、アグレッシヴな演奏を展開。SA-CDマルチで再生すると、弾けるような音楽の勢いがさらに増幅される。
バイ・バイ・ブラックバードバイ・バイ・ブラックバード
ドリ・カイミが編曲を担当したブラジル音楽の軽やかさが心地よいスタンダード集。甘美なストリングスを添えたスローの(3)から弾むように楽しげな(4)まで、曲調は多彩だ。涼しげなヴォーカルはボサ・ノヴァのリズムによく合い、ローズの響きが美しい(6)は見事な仕上がり。