2005年5月25日発売
ひたすら制限時間に101曲を収めるべく、曲のサワリを次から次へと流すだけ。真面目なファンには辛そう。が、このノイズ感を逆手にとって楽しんだり、利用したりする分には傑作とすらいえる。いっそ、名曲とはなんであるか、というテーマで議論するのも可?
制作・出演
アンリ・デュティユー / オリヴィエ・シャリエ / シャルル・ミュンシュ / ジャン=ギアン・ケラス / ジョージ・セル / ハンス・グラーフ / フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団 / フランソワ・ル・ルー / ボストン交響楽団デュティユー(1916〜)は今やフランス音楽界の最長老だが、メシアンのエキゾティシズムやブーレーズのセリエル的前衛主義と比較すれば、最もフランス的な伝統にのっとった中道を歩んできたといえる。それを再認識する上でも、またフランス現代音楽の“名作”を探る意味でも、彼の管弦楽の主要作品が収録された本アルバムはまことに有益。最初期の「檻」(世界初録音)を収め、ケラスやシャルリエなどの豪華なソリスト陣、それにシャープな解析力で切り込む指揮のグラーフなど演奏のクオリティがすこぶる高いのも魅力。
新空港開港や万博で注目の愛知県出身の演歌歌手・葵かを里のデビュー・シングル。タイトル曲はちょっとしたことから生まれる縁を題材にした人生演歌。カップリングは艶歌で、彼女の暖かな歌唱が楽しめる。
日本テレビ開局50周年を記念して発売されたBOX『日テレ開局50周年記念 TV GENERATION 日テレGOLDEN BEST』の中から、貴重な音源で構成されたDISC4の収録曲を中心に、さらにパワーアップして収録されたテーマ曲集。みんな大好き!!アンパンマンのおもちゃは、こちら!
5年ぶりのアルバム『そうかな』からの先行シングル。(1)は生命保険会社のCMソング。相変わらず心をグワシッとつかむ小田メロディが冴える。相変わらず声が若いし。(2)は「愛するこの国も戻れない」と国を憂いつつも、未来への希望を歌う問題提起作。
童話のような寓話のような物語性豊かな全11曲が、和製ブリティッシュ・トラッドと呼びたくなるふくよかなバンド・サウンドと楚々とした歌声で紡がれる好作品。CCRの「すべての人に歌を」を独自の日本語詞で歌い、新たな輝きを与えた佐藤良成の作家性に感嘆。★
大阪出身のギター・バンドの渾身のファースト・アルバム。真っ直ぐで素朴な歌詞に、表情豊かなバンド・サウンドがゆったり寄り添う。その舵を取るのは時に淡々と、時に熱く歌い上げる、実に味のあるヴォーカル。堂々とした佇まい、ソウルフルな楽曲が光る。
ブラスの祭典の第3弾。今回のアルバムでは20世紀FOXのファンファーレから始まり、吹奏楽コンクールの課題曲や吹奏楽ファンには懐かしい名曲を並べ、アグレッシヴな演奏を展開。SA-CDマルチで再生すると、弾けるような音楽の勢いがさらに増幅される。