2005年6月22日発売
鉄ちゃん(鉄道オタク)待望のCD。山手線の駅ホームで流れている発車メロディを網羅していて、次々と出てくる知ったメロディについつい「おうおう」と声を上げてしまう。意外にも自分の住んでいるところの駅のメロディには妙な愛着があることに気づきます(笑)。
6回録音しているイ・ムジチによる、これは3度目の録音。「四季」の定番中の定番録音と言えるもの。今回は「調和の幻想」から3曲を追加収録していて、ヴィヴァルディ入門としては最適なアルバムとなっている。
「木星」の旋律がポップスに使われヒットして一層有名になった「惑星」の全曲版。占星術に凝っていたホルストの代表作。小澤の明晰にして情熱的な演奏が、宇宙を描くに相応しいスケール感をもたらしている。
アルゲリッチの代表的な録音2つをカップリング。両方ともライヴ録音で、アルゲリッチの美質が遺憾なく発揮されている。30代後半の、奔放さと緻密さが見事に一体となった、天才ならではの快演だ。
内田光子のモーツァルト協奏曲全集の中から、短調の作品2曲をカップリング。古典的な様式感をたたえ、濃やかな表情を持った音楽が、オーケストラと見事な一体感を作り上げ、至福のときが流れてゆく。
全曲録音からパルティータの3曲だけを収めたもの。パルティータは2度目の録音。20世紀後半に録音された無伴奏演奏の最高峰のひとつ。クレーメル以外の誰からも得られない至高のひとときが持てる。
内外の雑誌などから高い評価を得た全集の中から、最もポピュラーな4曲をセレクション。ピアニシモからフォルテシモまで実に多様な表情をつむぎだす、内田の高い音楽性にどっぷりと浸かれる1枚。
チャイコフスキー・コンクール優勝の3年後に録音されたチャイコフスキーと、90年録音のメンデルスゾーンとの、定番のカップリング。どちらも、知と情とが兼ね備わった演奏として、高く評価されたもの。