2005年9月22日発売
日本の伝統音楽の“豆辞典”とは、いいところに目をつけた。縄文時代の石笛(!)から現代邦楽までだからすごい。伝統音楽というと堅苦しい感じがするが、なんでもありの日本文化らしく雅なものから色っぽいものまでいろいろと取りそろえていて、掘り出しものの2枚組。
コバケンの十八番。もう5枚目の録音になる。しかし、どの演奏もそれぞれに思い入れがあって優劣つけがたい。演奏という行為が一期一会の芸術だということがよくわかる。オランダの名門との演奏は、熱気と理性のバランスがとれた豊穣な表現が見事だ。
ブラインド・ガーディアンの元ドラマー、トーメン・スタシュ率いるパワー・メタル・バンドのデビュー・アルバム。ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるスピーディでアグレッシヴなサウンドが聴ける。
ドイツ出身の新世代ヘヴィ・メタル5人組による、2006年リリースのアルバムからの先行ミニ。スピード・メタルのアグレッシヴさと、ファンタジックな要素やクラシカルなフィーリングが交錯し、マグナムのカヴァー(5)を含め、コンパクトに充実の内容となっている。
元ハロウィンのマイケル・キスクをヴォーカリストに結成されたドイツのハード・ロック・プロジェクトのデビュー・アルバム。ピンク・クリーム69のメンバーが参加した本作、キスクのハイ・トーン・ヴォイスが存分に堪能できる1枚だ。
スウェディッシュ・デス・メタルの老舗、そして息の長い活動を継続する彼らの10作目に当たるアルバム。叙情的なメロを瞬間的に挿入するとともに適度(?)なデス声で、ややスラッシュ寄りのアグレッシヴ・メタルを満喫させてくれる。その意味では間口の広い音楽性を持つ。
熊本出身の俳優兼シンガー。今回は“MINORU”改め“福田みのる”として心機一転した5作目のシングル。いではく作詞/大谷明裕作曲の「駅」は俳優業で培われたであろう、哀愁漂う伸びのある声色と豊かな声量で、聴き手をやさしく包み込んでくれる名曲だ。