2006年10月25日発売
名前負けしていたようなオケを本物に仕立て直した立役者といえるD.R.デイヴィスの本命シリーズ。既発の第4、第8に加えて、今回第1〜3番が同時発売されたうちの一枚。演奏は第1稿によるもので、若さの輝きと音響の重なり合いが良く整理された美演。
ヒップホップ・シーンの流れを語る上で欠かせない重要グループの、90年発表の1stアルバム。ルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」をサンプリングした「キャン・アイ・キック・イット?」が1番の聴きどころだ。
91年発表の2ndアルバム。デビュー作はニュースクールの名盤であったが、本作はそのレッテルを自ら剥がしたストイックかつソリッドな演奏へとシフト・チェンジ。ジャズ・ミュージシャンのロン・カーターが参加したことでも話題になった。
93年発表の3rdアルバムにして、最高傑作の呼び声が高い名盤。リー・モーガンやロイ・エアーズといったサンプリング・ネタが光る作品で、ヒップホップ・ファン以外にも絶賛された1枚だ。
制作・出演
カタリーナ・ルグマイヤー / ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 / ジャン・ベリ / ハイドン / ピエール・ピッツル / フランス・ブリュッヘン / ラファエラ・ダンクザークミュラー制作・出演
CyrilBlanc / RaphaelSibertin-Blanc / YurikoKase / ジョゼ・パルメ / ディエゴ・イムベルト / トム・マククラング / フレドリカ・スタール / マニュ・マルシェススウェーデン生まれ、パリ育ちのシンガーが全曲オリジナルでまとめたデビュー作。懐古的ジャズと現代のポップ感覚を巧みに融合した(1)、ストレートにスウィングする(4)、浮遊感に満ちたコンテンポラリー・ジャズの(7)など、曲調の多彩さが音楽センスのよさを伝える。
ザ・ハイロウズを解散した甲本ヒロト&真島昌利が新たに結成したザ・クロマニヨンズのデビュー・アルバム。笑うしかないほど、相変わらずのヒロト&マーシー節が炸裂した最高のロックンロール・アルバムだ。歌詞は単純だが、メロディは柔らかい。良い兆候だ。★
第二次大戦中のドイツ軍によるユダヤ人虐殺、旧ソ連におけるユダヤ人迫害を告発した問題作。テミルカーノフはむやみに物語性を強調するのではなく、音楽の完成度を第一義にして、じつに格調高く深い演奏に仕上げている。バスの強靱な表現力に圧倒される。
ソロとしても活動するタカツキが中心となって結成した、5MC+1DJによるヒップホップ・ユニットの1stフル・アルバム。ゲストにTERIYAKI BOYZのMC、WISEらを迎え、クールかつ熱心なスタイルで音楽と向き合った珠玉の1枚だ。
GAKU-MCと桜井和寿のコラボ・シングル「手を出すな!」へのトラック提供で注目を集めたDJ、HALFBY。2ndマキシ・シングルとなる本作は、ヒップホップをベースにマーチング・ドラムや手拍子を盛り込んだ、耳なじみのいい極上ポップスとなっている。