2006年10月25日発売
制作・出演
アレステア・ヒューム / イギリス室内管弦楽団 / カール・デイヴィス / ザ・キングズ・シンガーズ / ハワード・シェリー / ブルース・ラッセル / ホセ=ルイス・ガルシア / マイケル・レアード『Will』『Yes.』に続く、ミニ・アルバム3部作のラストを飾るのは、ウニをフィーチャーしたインパクト大の楽曲。“pal@pop”名義の活動でも知られるクオリティの高いサウンドと、存在感のある王道的男性ヴォーカルが魅力だ。
これが4枚目のアルバム。全曲自らの作詞・作曲。自らと同世代の人々の日々と、その日々に思うこと、思うであろうことが、率直に歌い込まれている。恋愛について、人生について、そして社会に対して思うこと……。日常的であるということは、リアルだということ。
叙情派3ピース・ロック・バンドの4枚目の6曲入りミニ・アルバム。切なさと温かさが同居するヴォーカルと明確なメロディ・ラインのあるサウンドで、聴く者を引きつける。動物のイラストのジャケットが彼らの不思議さとハートウォームな雰囲気を端的に表わしている。
歌手・竪琴ライア奏者である木村弓の7枚目のアルバムは、子供の夢をかなえるボランティア団体“メイク・ア・ウィッシュ”のテーマ・ソング「翼」をはじめ、世界の名曲を揃え、米良美一とのデュエットも収録。歌声、サウンドともに気品に満ちている。
2006年現在ドイツ・メンデルスゾーン音大で教鞭をとるバイラークのアルバム。ブリブリ押してくるムラツと奔放なハートを迎え豪快なピアノを聴かせる。ムラツの弓弾きが美しい(5)、渾然一体の推進力を聴かせるコルトレーン(6)など、今のバイラークの充実度が伝わる快作。
制作・出演
BradLeali / DonaldVega / アダム・シュローダー / ジェシー・デイヴィス / ダントン・ボラー / テレル・スタッフォード / ベニー・ウォレス / レイ・アンダーソンベテラン・テナーの実力派ベニー・ウォレスが、“ジャズ・テナーの父”コールマン・ホーキンスへ捧げたライヴ。ホーキンスの愛奏曲を収録。ブラス・アンサンブルの中、ウォレスのエモーショナルな力演が際立つ。意外にウォレスの個性はホーキンスと好相性だ。
感情を吐露するタイプではなく、知的で、曲によっては思索的な何かも感じさせる、独自のピアニズムを持ったフランス人ピアニスト。聴く側に故意にアピールしようとはせず、媚びることもない。感覚を研ぎ澄まし、音楽へまっすぐに向かっていく姿勢がいい。
デンマーク産のプログレッシヴ・メタル・バンドの通算4作目。前作よりパトリック・ヨハンソンという強力なシンガーを迎え、よりドラマティックでパワフルなサウンドを追求。様式美タッチのムードも相まって、起伏に富んだ楽曲構成にさらなる磨きを掛けた一作に。
今、ロシアン・ピアニズムの醍醐味を最もストレートに味わえるのがマツーエフだろう。チャイコフスキー・コンクール制覇から8年、さらにスケールの大きくなった彼が聴ける。キレと勢いで聴かせる「ペトルーシュカ」、一転して正統的な「四季」。ともに確かな聴き応え。
鈴木秀美が期待のフォルテピアニスト平井千絵と組んでの、比較的珍しいメンデルスゾーンの作品集。メンデルスゾーンのロマンティシズムと古典性を、オリジナル楽器と吟味しつくした奏法とで再現している。