2006年10月発売
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CRYSTON平野公崇がソプラノ・サックスで取り組んだエマヌエル・バッハの作品集という異色作。際物っぽいけど、きわめて正統。ソプラノということもあるが、音に重みがなく軽々として、エマヌエルの作品に見事にはまっている。平野の鋭い感受性と自在な精神が清風を送っている。★
ヴァンデルローストが自作を指揮。イスラエルやロシアの舞曲風の作品や、アイオワやケベックにちなんだ曲など、さまざまな民族や都市を題材とする一方、(5)ではサン=サーンスの「オルガン」交響曲のテーマを使用する。大阪市音楽団の見通しの良い演奏が好印象。
スウェーデンのヘヴィ・メタル・バンド、ハンマーフォールの通算6枚目となるアルバム。キャッチーなメロディが光るドラマティックな楽曲が並び、新世代のピュア・メタル・サウンドの王道を極めている。
奇跡のエイジア復活のきっかけになったジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズのユニット2作目。ふたりのロック・センス、ポップ・センスがうまく噛み合って、デビュー当時のエイジアを思わせる叙情的で壮大なロック・チューンを構築している。
フィンランド出身のバンド“エターナル・ティアーズ・オブ・ソロウ”の再結成第1弾アルバム(通算5枚目)。哀感をたたえたメロディック・デス・サウンドは、本作でも健在。復活を待ちわびていたファンを、大いに満足させる作品に仕上がっている。
20年の活動歴を誇るパワー・メタル・バンド、ヴィシャス・ルーマーズの約5年ぶりとなるアルバム。元ナイト・レンジャーのブラッド・ギルスもゲスト参加し、ギターに焦点を当てた激しくも熱いメタルをとどろかせる。重鎮らしい質の高い仕上がりでもある。
カナダ出身のデヴィン・タウンゼンド率いるヘヴィ・メタル・バンドのアルバム(移籍第1弾の5枚目)。とにかく全編、相当体力が必要と思われる激しい演奏に圧倒されるが、とはいえ、超超超超超過激から超がひとつ取れたような変化もわずかにあるようで興味深い。
元レッド・クロスのブライアン・レイツェルと元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナー&ロジャー・マニングによる新バンド。いかにもなパワー・ポップ節(4)(6)もあるが、基本はキラキラのエレ・ポップ(!)。超ロマンティックで超ポップ。悪くないよ、ほんと。★
2006年秋にTVアニメ化が決定した作品のオープニング主題歌シングル。楽曲を担当しているのは、『美鳥の日々』や『げんしけん』でおなじみのアツミサオリ。爽やかなアップ・チューンが楽しめる。