2006年11月8日発売
Like a little LoveLike a little Love
8枚目のシングルは、ピアノとの独唱で始まる泣きのラブ・バラード。恋愛の歌ゆえどこか影のある響きを持つ彼女の声が印象的であり、グッと感情移入してしまうような妖しい魅力がある。サビを迎え盛り上がると伸びやかながら不安定な声質になり、それがまた心をくすぐる。
ファクト・アンド・フィクションファクト・アンド・フィクション
カリフォルニア出身の4人組の本邦デビューとなるセカンド(2005年作)。トラプトのクリス・ブラウンがプロデュースを手掛けており、エモでキャッチー、しかし、それでいて哀愁味を湛えたサウンドは、聴き手の懐へスッと入ってくるメロディ使いが絶妙だ。
ISHIYANISHIYAN
4年半ぶりのアルバムは、ベテランらしい安定感と人柄を感じさせる温かいムードでじんわりと聴かせてくれる。レイドバックしたなかにも、名曲のカヴァー(3)のギター・ソロはじめ、鋭い響きをチラッと織り交ぜるあたりの技もニクイ。インストを含め曲も粒揃いだが、(8)が特にいい。★
スティル・クライミン、スティル・ビリービンスティル・クライミン、スティル・ビリービン
LOYAL TO THE GRAVEの約5年ぶりとなる2ndアルバム。キャッチーで踊れる「Nothing To Expand」ほか、疾走感あふれるナンバーなども収録。新世代ハードコア・バンドの代表格らしい作品が満載だ。
プッシュ・トゥ・トークプッシュ・トゥ・トーク
カリフォルニアのオークランドを拠点に活動する5人組バンドの1作目。力強さの中にも切なさを湛えたギターを核に、ポップなシンセが彩りを添える80年代風サウンド、存在感のあるヴォーカルと美しいハーモニーが一体になった、きわめて良質な作品。
プレイプレイ
ヴォーカル・マオを中心とする4人編成ビジュアル系バンドのサード・アルバム。TBS系『CDTV』エンディング・テーマ「chapter1」や、TBS系『ランク王国』オープニング・テーマ「御手紙」など、清涼感に満ちたヴォーカルが先導するピュアなロック・サウンドが満載の充実作。