2006年4月発売
1967年発表、歌姫ジュリー・ドリスコールを擁したザ・トリニティのデビュー作。華やかなりし“スウィンギン・ロンドン”の時代を彷彿とさせる仕上がりだ。オーガーのグルーヴィなキーボードに注目。
1968年発表、ブライアン・オーガー初のソロ・アルバムとして制作された2ndアルバム。地味な印象もあるが、オーガーのグルーヴィなオルガンがたっぷりと堪能できる。
1969年発表。カヴァー曲「Light My Fire」のほか、ソ連のチェコ侵攻を表現した「Czechoslovakia」などを収録し、ドリスコールやオーガーを中心に4人の個性が火花を散らすトータル・アルバム的な傑作に。
1970年発表。オーガーのキーボードはもちろんのこと、名ギタリスト、ゲイリー・ボイルの貢献度も大きい、いわゆるフュージョンの黎明期ともいえるサウンドが聴ける。トリニティ4作目にあたる最終作。
70年発表。プログレッシヴ・ロックに大幅に接近し、ヘヴィなサウンドでおくるブライアン・オーガー率いるオブリヴィオン・エクスプレスのデビュー作。
71年発表。前作のプログレッシヴな印象から一転、フォーキーでソフトなアプローチでおくるオブリヴィオン・エクスプレス第2弾。ブライアン・オーガーの多彩な面がかいまみられる。
前作のソフト路線から再びアグレッシヴなサウンドに回帰し、ホットかつクールなセンスが感じられる後期オブリヴィオン・エクスプレスの方向性がみえる転機となった作品。1972年発表。
ジャズ・ロック・シーンの重鎮が、自己のグループを率いて1973年に発表した意欲作。コンガ奏者を加え、マーヴィン・ゲイの名曲「インナー・シティ・ブルース」を取り上げるなど、ソウル・ミュージックへの接近が感じられる。
1975年発表。第2期となって2作目にあたるオブリヴィオン・エクスプレスの傑作。“ストレイト・アヘッド”というタイトルにあるように、アグレッシブなオルガン・プレイが印象的だ。
1975年作品。ジャズの名曲「Freedom Jazz Dance」ほか、人気曲が満載のライヴ・アルバム。ファンキーでアグレッシヴな演奏がたっぷりと聴ける好盤だ。
ライヴ盤第2弾。ハービー・ハンコックの「処女航海(Maiden Voyage)」、マーヴィン・ゲイでおなじみの人気曲「インナー・シティ・ブルース」など、ホットなテイクが満載。