2006年7月発売
一時はメジャー大手に在籍したり、その後活動を休止したり、いろんなことがあったが、彼らの原点は揺らがなかった。結成10年のタイミングでリリースされるこの3枚目のフル・アルバムは、すがすがしく胸を打つメロディック・パンクの王道ど真ん中。継続は力なり。
Jam-9の自主レーベル、united musicが放つオムニバス第2弾。今作は、「CLUB SIDE」と「BAND SIDE」の2枚組で、北海道から沖縄までの全32アーティストによる共演となっている。
英国ブリストル・サウンドの重鎮デュオによる2006年発表のアルバム。ソリッドなブレイクビーツ/ドラムンベースのインストのほか、女性歌手Carrieを起用したジャジィな作品も収録。
制作・出演
アンドレアス・ブラウ / クラウディオ・アバド / コンラディン・グロート / ハンスイェルク・シェレンベルガー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ライナー・クスマウル / ヴォルフラム・クリストいささか曲目がバラついている感はあるが、ともあれこれは、アバドがベルリン・フィル在任中に残したモーツァルトの演奏。端的にいえば、音楽的な趣味がとてもいい演奏だ。明るく軽快に晴朗に、ブッファ的な楽しさも滲ませながら、快い音楽が流れる。
スターンが70歳代前半で録音したモーツァルトのソナタ集。さすがに指のコントロールが十全ではなく、緻密さが失せてしまっているが、音楽に対する愛情は衰えていない。禅僧の一筆書きのような、おおらかにしてシンプルな巨匠の晩年の境地を示す録音。
当代随一の名手が集ってモーツァルトの室内楽を演奏した珠玉のCD。ヨーヨー・マの演奏する喜びがメンバーに浸透し、すべての曲に溌剌とした愉悦があふれている。クレーメル、カシュカシアンとのディヴェルティメントなど古今無双の名演として高く評価したい。
間抜けな駕籠の客引きと始末の悪い酔っ払いのからみで笑わせる「住吉駕籠」、船遊びの夫婦喧嘩を芝居がかりにパロディにした「船弁慶」。代表的な上方演目をとびきり楽しく披露する。