2006年7月発売
文楽の名作浄瑠璃の一つを、豊竹山城少掾と八代目竹本綱大夫という二人の伝説的名人が語り分ける2枚組の歴史的貴重音源。二人の三味線演奏者を含めて、昭和の文楽を支えた人たちの史上最高の演奏で、長く後世の指針となるCDとなるだろう。
過去の作品からセレクトしたコンピ盤。全編を通して、マーカスの音楽の視野の広さに驚嘆。彼はさまざまな音楽を糧とし、それらを咀嚼して自身の音世界を構築しているが、その手際に彼の見識の高さを確認できる。何よりどの演奏も彼の身体性と連動しているのが凄い。★
2004年10月にデビューしためがね男子シンガー・ソングライターの2作目。(1)はフジテレビ系ドラマ『Ns'あおい』のオープニング曲になったさわやかなポップ・ソング、(2)がテレビ朝日系ドラマ『富豪刑事デラックス』の主題歌のバラード。ア・カペラもあり、ベスト盤的な内容。
サンバのリズムを攻撃的に取り入れながら、新たなDragon Ash節を響かせる表題曲のインパクトといったら。乾いていながら、しかしどこか裏側でじっとり汗ばんでいるような、彼ら独特のサウンドがラテンの概念を超えたタイム感を刻んでいく挑戦的な楽曲だ。
11人組のレゲエ・グループ、BAGDAD CAFE THE trench townの4枚目のアルバム『GOOD TIMES』のリード・シングル。さまざまなレゲエの要素を内包しながら、届くのはポップな感覚。ずっと身を委ねていたい極上の感覚。★
一見共通項のない二人のようだが、トンガったところがありながらも包容力があるという点で似た者同士。ジャズ・アルバムとカテゴライズされるのだろうが、実際はもっと自由な感じ。ゆったりとした安心感とピリピリとした緊張感が同時に存在するような不思議さがある。★
故郷と恋愛を絡めた風景を、郷愁と青臭さで彩色した表題曲。シンプルでゆったりとした曲調が感傷的メロディの魅力を引き立てる。(2)は過去に2種類発表されている人気曲の新ヴァージョン。微妙に陰影の異なるメロディが複雑に入り組む高度な構造が、より技巧的に進化。
ピザレリが、敬愛する不世出のシンガー、フランク・シナトラに捧げた作品。シナトラの愛唱曲をクレイトン・ハミルトンのジャズ・オーケストラをバックに歌っているが、ピザレリならではの小粋なヴォーカルには、シナトラとはまた違った、独特の甘美な味わいがある。
2006年1月に発売され大ヒットを記録したコンピレーションの第2弾。前作同様に熱くなれる踊れるヒット曲が満載。マライア・キャリーやカニエ・ウェスト、アシャンティなどの楽曲が1枚でまとめて楽しめる。
必要最小限のトリオ・パンク・バンド、MXPXのメジャー・デビュー作。今や世界的に盛り上がりを見せているパンク/スカコア・シーンに、ガツンと殴り込みをかける1枚となること必至。