2006年7月発売
OEKによる充実の最新録音が1,050〜1,500円で買える画期的なシリーズ。渋めの選曲が憎い。今回も録音の少ないメンデルスゾーンの協奏曲が音楽ファンの心をくすぐる。演奏機会の少ないのが不思議なチャーミングな作品が美しく蘇った。溌溂とした「プラハ」も楽しい。
“腐っても鯛”はやや不適切か。とはいえ怪傑ゲルギエフたちの活躍の陰にすっかり隠れてしまった感が強い旧名門が、健在であることを十全に確認できる嬉しい一枚。さらにバーミンガムとサンクト・ペテルブルクの両ホールの響きを聴き比べる楽しみも。
1980年発表。全米No.1ヒットとなった「セイリング」を収録し、シンガー・ソングライター、クリストファー・クロスの名前を世界に知らしめた。グラミー5部門を受賞した傑作デビュー・アルバム。
AORブームの幕を引いた83年発表の2ndアルバム。哀愁のハイトーン・ヴォーカルが再び顔を見せ、完成度の高いAORサウンドを聴かせてくれる。甘くそれでいて素朴な味がいい。
UAがカヴァーしたことでも知られる「アントニオの歌」を収録したマイケル・フランクスの代表的名盤。マイケル・ブレッカーやクルセイダーズが参加し、AORの範疇には収まりきらない繊細なサウンドを聴かせている。
AORの隠れ名盤として聴き継がれているウィルソン・ブラザーズの代表作。スティーヴ・ルカサーによる官能的なギターなど、バックの聴き所も満載。去り行く夏の情景を切なく綴った「ライク・イエスタデイ」は名曲!
伝説のバンド、FULLMOONのメンバーだったニール・ラーセンとバジー・フェイトンがメインで結成。抜群のテクニックに裏打ちされたサウンドは、ジャンルを超越し、各方面から絶賛された。80年作品。
スライド・ギターとスモーキー・ヴォイスが奏でる極上の英国産AOR。ブルージィな大人のロックが、聴く者に鮮烈なイメージを与え、味わい深いメロディとビター・ヴォイスが冴えわたる86年作品。
ヒット曲[1](1)、話題の[2](14)、映画『嫌われ松子の一生』テーマ・ソング[2](11)を含む、珠玉のコンプリート・ベスト2枚組全28曲。デビューから10年。惚れ惚れする完成度の高さと充溢感、タイミング。まさにポップスの神様に祝福された誉れの一枚!★