2006年8月30日発売
ボブ・ディランの通算44枚目となるオリジナル・アルバム。前作『ラヴ&セフト』以来5年ぶりとなる本作は、前作同様セルフ・プロデュースで、ディランの真髄に触れることができる注目の作品だ。
韓国のヒップホップ・アーティスト、カンナグネを日本に紹介する編集盤。NYはブルックリンに生まれ育った彼が、英語と韓国語を混ぜた新鮮なリリックをジャジィなトラックに乗せ、都会的なサウンドを作り出している。
“あの頃の人たち”シリーズ。70年のニューハードとの共演をベースにした作品。ビッグバンドによる華やかなサポートと優れたアレンジが、南里文雄のトランペットを一層引き立てている。また、SPでの貴重な演奏が復刻、収録されて価値ある一枚となった。
3作同時発表シングルのうちの1枚。不穏でダークな匂いプンプンな曲調から、ラルクの悪魔的側面がうかがえる。サウンドはひたすらにヘヴィ。楽器陣の荒れ狂うようなユニゾンも鳥肌ものだ。
アルバム『True』収録の楽曲をシングル・カット。ken作曲らしい爽快な軽やかさの上に、ラルクならではの幻想的なサウンドが寄り添う。哀愁とポップ感が絶妙にマッチしたナンバーだ。
1stシングルにして名曲。軽やかなアコギ、リズミカルに駆け巡るベースなど、センスの良さが随所に感じられる完成度の高いポップ・ソング。ただ耽美的なだけではなく、演奏力や振り幅の広さが汲み取れる。
新ドラマー、yukihiro加入後、初となるシングル。バンド名をタイトルに据えたスケールの大きい1曲だ。サビ直前の、高揚感を煽るかのような凄まじいテンションは絶品。高らかに歌い上げる主役を、さりげなくも印象的な美しい旋律が支える。
3作同時発表シングルのうちの1枚。自堕落さたっぷりに、そして妖艶に歌うhydeも曲を淡く彩ってはいるが、冴えわたるのはkenのギター。悲鳴をあげるかのような儚い音を響かせ、泣きのメロを作り出し、聴く者を幻想的な世界にさらに引きずり込む。
ラルク6枚目のシングルは、想いが届かないことの苦しさ、やるせなさを歌った痛いほど切ないラブ・ソング。歌詞は堕落感すら漂う重い内容だが、上品なメロディとストリングスが楽曲をソフトに仕立て、無二のポップ・サウンドを構築している。
ラルク9枚目のシングル。hydeのハイトーン・ヴォイスが美しく研ぎ澄まされ、その歌声は青空を颯爽と飛ぶ鳥のように軽やかだ。クリアな音色を響かせるギターも魅力。沈んだ気持ちをも開放し、ハイな気分にさせてくれるナンバーだ。
3作同時発表シングルのうちの1枚。きめ細かなビートに乗せて、パワー・コードを効かしたギターがぐいぐい攻める。hydeの透明感のある裏声にもうっとり。勢いのある爽快なロック・チューンだ。
ラルク13枚目のシングルのテーマは、禁じられた愛。歌詞は神の啓示を思わせる崇高さで、サウンドは濃厚な霧に包まれたような空間を作り出し、現実感を薄っぺらくする。誇張気味な表現に感じないのも彼らならでは。