2006年9月20日発売
北欧のノラ・ジョーンズと呼ばれる、ノルウェーのボーカリスト、シーリ・ヤーレ。静かに燃える炎のような温もりに満ちた珠玉のボーカル&ピアノのデュオ。 ピアノはECMからも作品を発表するトルド・グスタフセン。 収録曲は全体的に非常に静謐で澄み切っていて切なく、悲しい。しかしどこか光が差し込んでいる感覚をどの曲も持っているのが不思議です。6曲目『The Dance』などは悲壮感すら漂っていますがこれもどこか救われていく気がします。北欧の、じわりと感動がくる絵本を読んでいるような感覚にさせられる。
80年代の華やかなハード・ロックと現代型ヘヴィ・サウンドを融合させた4人組のミニ。2005年作『疾風迅雷』を補完する題名ながら、ライヴのように女声を大幅に導入した試みが新鮮。ミックスは前作同様にローガン・メイダー(元マシーン・ヘッド)が担当。
『I'm proud e.p.』に続く、7曲入りのミニ・アルバム。レピッシュのMAGUMIを迎えたアグレッシヴなオープニング曲や余韻たっぷりの「2DK」など、叙情的なテクノ・ロックがたっぷりと味わえる。
制作・出演
ギャビー・カザドシュ / クリーヴランド管弦楽団 / コロンビア交響楽団 / ジョージ・セル / フィラデルフィア管弦楽団 / モーツァルト / ユージン・オーマンディ / ロベール・カザドシュカザドシュは、20世紀の前半から半ばにかけて活躍したフランスの名ピアニスト。得意とするモーツァルトの協奏曲集は、セルとの名演として有名なものだ。夫人のギャビーとの2台のピアノ用の協奏曲も超有名。
モーツァルト弾きとして日本で絶大な人気を誇ったリリー・クラウスの2度目の全集。ロマンティックでヒューマンな演奏は今や聴くことのできないスタイルで、未だに高い評価を下す評論家もいる名高いもの。
英国王立音楽院への留学を終えてから2年、今やっと振り返る余裕ができたということか。テクニックにモノを言わせて、若い情熱をぶつけるだけの天才児はもういない。大人へと成長した彼の、大きな器が聴こえてくる。ギターを超えて、音楽そのもが聴き手の胸を射る。★
スペインの杉良太郎(?)こと御大フリオのアルバムは、60〜80年代の名曲カヴァー。バカラックの(9)やペリー・コモの(11)は当然、ニルソンの(1)やワム!の(3)もわかるが、(確かにバラードだが)フォリナーやカーズまで選ぶとはさすがフリオ。何を歌ってもフリオはフリオだ!