2006年9月6日発売
名エンジニア・加納直喜によるエッジの立ちまくったサウンド・メイクが恐ろしく刺激的な5枚目のアルバム。80年代ニューウェイヴ直系のささくれ立ったギター、極限までテンションを高めたリズム・アレンジ、“ふざけんな!”という攻撃性に満ちたヴォーカルがせめぎ合う。
明るく楽しいスカ・バンドといったイメージの彼らだが、今回はアコギをフィーチャーし、持ち前のポップ感とポジティヴなメッセージをルーツな味わいに昇華。“引き”の新しい一面を垣間見せている。もちろん(3)は、フィンガー5のカヴァー。飄々と軽快な仕上がりだ。
1年半ぶりの4枚目のアルバム。全12曲中6曲がタイアップ曲だということが物語るように、キャッチーな作品満載。もちろん彼女の存在感のある、力強いヴォーカルは健在。独特の言葉遣いもちらほら見られ、全体的に歌の向かう方向は彼女らしくポジティヴ。⇒★YUKI特集★をチェック!
ロング・ヒット・シングル「千の風になって」のスペシャル企画アルバム。新井満、新垣勉、中島啓江、スーザン・オズボーンのヴァージョンや新録となるインスト・ヴァージョンなどを収録。
米ヒップホップが見事なまでに芸能界化をきわめた昨今、元祖オーガニック・ラップとも言える彼ら(スピーチ)の現在のよりどころはヨーロッパなのだそう。(1)にはそうした現状に対する苦言もちらり。JBを引用した(9)など、それなりに元気なのは何より。
発売元
株式会社ポニーキャニオン某BIGBAND JAZZ CONTESTで優秀ソリスト賞を受賞した女性トランペッターの第2作。彼女はホットに超絶技巧で、というタイプではない。安定感ある技巧でメロディをじっくりと紡いでいく奏法。奏でられる音には柔らかな感性が息づいている。
「アタックNo.1 2005」から「グッド・バイ・マイ・ラブ」までの全シングル曲を収録した、福田沙紀の1stアルバム。80年代の豊かなメロディのエッセンスを引き継ぐ、ポップでカラフルな仕上がり。
シングル39作目。(1)は、約8年ぶりの中島みゆきによる歌謡ポップス。(2)は、2005年アルバム『月影』で大きく貢献したJin Nakamura作曲、本人作詞のラブ・バラード。(1)では弱さを見せられぬ女性を、(2)では愛しい人に寄り添う女性を、工藤が声だけで演じ分けている。★
モーツァルト・イヤー企画ものもラスト・スパートという感じで、ある意味本命っぽいサプリ6枚組。平日のお休み前に一枚ずつ聴くと、翌朝の体調であなたの症状が判るかも、です。しかし“快眠”のサプリが全部ピアノ曲だったりするのはなぜなんでしょうか。
ユーミンやスガシカオなどのライヴ・サポートで活躍する女性コーラス3人組の、結成20周年を記念した7thアルバム。森俊之のサウンド・プロデュースをはじめ、THE FAMILY SUGARが全面参加した充実作。
プリンスへのオマージュとおぼしきアルバム・タイトルにまずはにっこり(ハート) シングル曲てんこ盛りという構成のおかげもあってか、“ファンク好きのポップ・メイカー”としての塩梅のいい、充実した一枚に仕上がった。(11)はプリンスというよりディスコだが。
シングル「crayon」「FULLSWING」を含む、『JETOY'S LAND』から約1年半ぶりとなる3rdアルバム。バンドの個性を押し出した明るくポップな楽曲ばかりが詰まっていて、ライヴで盛り上がること必至だ。