2006年9月6日発売
モーツァルト・イヤー企画ものもラスト・スパートという感じで、ある意味本命っぽいサプリ6枚組。平日のお休み前に一枚ずつ聴くと、翌朝の体調であなたの症状が判るかも、です。しかし“快眠”のサプリが全部ピアノ曲だったりするのはなぜなんでしょうか。
ユーミンやスガシカオなどのライヴ・サポートで活躍する女性コーラス3人組の、結成20周年を記念した7thアルバム。森俊之のサウンド・プロデュースをはじめ、THE FAMILY SUGARが全面参加した充実作。
プリンスへのオマージュとおぼしきアルバム・タイトルにまずはにっこり(ハート) シングル曲てんこ盛りという構成のおかげもあってか、“ファンク好きのポップ・メイカー”としての塩梅のいい、充実した一枚に仕上がった。(11)はプリンスというよりディスコだが。
シングル「crayon」「FULLSWING」を含む、『JETOY'S LAND』から約1年半ぶりとなる3rdアルバム。バンドの個性を押し出した明るくポップな楽曲ばかりが詰まっていて、ライヴで盛り上がること必至だ。
その伸びやかで艶のある歌声は、時に激しく、時に雄々しく楽曲の核心部を歌い上げる。Salyuならではの優しさと狂気を兼ね備えた孤高のシングル。一青窈が手がけた切ない歌詞が女性の共感を呼ぶ。
リリイ・シュシュ名義での作品やBank Bandとの活動でも知られる女性シンガーの8枚目となるシングル。前シングルに続き、作詞には一青窈を迎えて(作曲はもちろん小林武史)スケールの大きな楽曲に仕上げられ、彼女の“声”の魅力を堪能できる。
“SUPER EURO GROOVE”シリーズ第2弾。純粋なコンピ盤だった前作に対し、本作はノンストップ・ミックス仕様が売り。SPEEDやMAX、HINOIチームなどのヒット曲や代表曲のユーロ・ミックスを完全網羅。
音色やポルタメントを個性的に用いて、小品の持つ豊かで味わい深い世界を引き出し展開するのはこのヴァイオリニストのすぐれた才能のひとつ。さらに全編にわたって圧倒的な存在感を示しているピアノとの即興的な魅力も加わっており、フランクはまさにその醍醐味。
21歳のシンガー・ソングライターのセカンド・シングル。ただし楽曲自体は自主制作で実質的なデビュー作品として発表された思い入れいっぱいの作品であり、ほんの幼少の頃から歌うことだけに向き合ってきたという彼女の一番深いところを表わす。
注目のピアニスト、稲本響の全容は大袈裟にしても、その才の輪郭はつかめる一作だ。(1)は「トルコ行進曲」のラウンジ・ジャズ・ミックス、(2)はTV番組のテーマ曲、(3)はタップ・ダンサーの熊谷和徳とのマッチアップなど、多彩なテクニックを披露している。
スカ・バンド“デタミネーションズ”解散を経ての初ソロ作。デジタル・サウンドを主体にしたレゲエ/ダブ作品だが、音色はほどよくチープでデジタル臭希薄。エキゾティックにしてスペイシーでもある不思議なセンスの音世界に、トロンボーンの底知れなく自由な音色が響く。★
埼玉県出身、3人組ヒップホップ・ユニットの1stフル・アルバム。Holla&SazeやDJ TONKらによる強力トラックからバブルガム・ブラザーズのカヴァーまで、多彩な仕上がり。3人の個性あふれるフロウを堪能できる。
『裏打刑事』に続く企画スカ・コンピ第2弾。前作に引き続き、日本全国のスカ・バンドが集結し、“タイムボカン”から“キャッツアイ”まで、数々の人気アニメ・ソングを軽快にスカ・カヴァー。的を射た選曲が良い。