2006年9月発売
お手本はグラッペリ&メニューインのスタンダード・アルバム。しかしこの二人の場合、同門だけあって、二人とも根っこが共通、しかもスウィンギー。鷺巣詩郎のアレンジも文句なくいい。「誰も寝てはならぬ」が元ネタの(8)など鳥肌モノ。生音っぽい録音もグッド。★
20年間のベスト選集でありながら、全曲がヴァイオリンとピアノだけのシンプルな編成にリアレンジされているところがミソ。元アレンジの豪華さから一転、親密な雰囲気を醸しだしている。さらに楽譜との連動企画になっており、[2]は練習に使えるカラ・ピアノ。
元TMN、宇都宮隆のユニットの1作目。土橋安騎夫(key)や野村義男(g)、森雪之丞(作詞ほか)などそうそうたるメンバーが、ロックからクラブ・ミュージックまでクオリティの高い楽曲を配信のみで発表してきた1年間の集大成盤。未発表曲やポエムも含めた全16トラック。
元ホワイトスネイクのギタリストによるブルース・アルバム。ヴォーカルも達者なバーニーが、“ヒズ・バンド”(女性コーラス含む)とともにサラッと仕上げたかのような、リラックスしたムードが心地好い。ジミヘンのカヴァーもファンキーでライトな印象だ。
元イエス、エイジアのスティーヴ・ハウ、元ジェネシスのスティーヴ・ハケットのツイン・ギターを中心に結成された5人組GTRのデビュー盤。広大なサウンドをバックに卓越したギター・ワークと高音が冴えるマックス・ベーコンのヴォーカルが一体と成す。
2006年で結成3年になるバンドのファースト・アルバム。レゲエ、スカ、ファンクなどの要素をベースにしつつ、その作品はある意味ポップス。とても親しみやすく明るく、前向きでくったくがない。ハッピーな雰囲気にあふれている。
日本テレビ系『マネーの虎』をきっかけにクエイクレコーズをスタートさせ、トランス・シーンに一石を投じたDJ UTO監修のトランス・コンピ。ヨーロッパのダンス・ミュージック・チャートをにぎわせた楽曲を多数収録。
QP-DESIGNから改名した4人組ロック&ポップ・バンド。綿密に構成された歌詞やメロディとメンバーの遊び心が絶妙に絡み合う。映画『犬と歩けば』などの篠崎誠監督が手掛け、和田聡宏と松尾れい子が出演した「モラトリアムブルー」のPVにも注目。
ゼブラヘッドなどで有名なプロデューサー、ジョン・セント・ジェームスに見出された、カリフォルニア出身のエモ+ラウド・ロック・バンドのデビュー作。型にはまった曲だけでなく、(6)(8)のようなメロディ本位の普遍的な魅力を持つ曲を書けるのがこのバンドの強み。