2006年9月発売
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キングレコード株式会社スウィトナー、久しぶりに聴きました。すっきりとして無駄がなく、なかなか優雅で品が良い。いい指揮者だったんだ。オーケストラがまたいい。旧東ドイツ時代のオーケストラは、いい音出している。旧ソ連のオーケストラもそうだったが、社会主義国の崩壊が恨めしい。
保守的なスタイルを貫きながら、音楽を雄々しく響かせてゆくレーグナー。今回のリマスタリングによって、その旧東独的な質実剛健さが一段と明確となった印象だ。特に「アテネの廃墟」などのマイナーな作品において、彼の手腕がひときわ冴えている。
ドイツの指揮者とオケがやったフランスの作品かあ。なんてバカにしちゃいけない。確かにフランス勢による演奏ほど華麗じゃないが、これはレーグナーの譜読みのシャープさと音色センスの良さが光る逸品だ。ことに木管と打楽器の生かし方が美しい。★
レーグナー&シュターツカペレ・ドレスデンの70年代の録音。この「ハンガリー舞曲集」は、速めのテンポですすめられ、ハンガリーやジプシーの民族色はほとんど感じられない。その純音楽的解釈は旧・東ドイツらしいといえるだろう。
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キングレコード株式会社旧東ドイツを代表する弦楽四重奏団による名演として、いまだに高い評価を得ている録音。全集の初期の頃の録音と後期の録音とをカップリング。彼らのベートーヴェンにかける意気込みが伝わってくる力演。
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キングレコード株式会社比較的珍しいシューマンの合唱曲集で、これはその代表的な録音。合唱団もソリストもプロフェッショナルな高度な技術を持ち、その上にアマチュア的な素直さがあるという稀有な演奏。合唱ファン必聴だ。
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キングレコード株式会社旧東ドイツ国営レーベルの意味を語ったライナーが、この録音の価値をも雄弁に語ってくれている。合唱曲では、スター・プレイヤーが不要なかわり、その説得力は自然さにあるのだ。力みもケレンもない落ち着いた合唱の良さは、有名曲(8)などで一番実感できそう。
制作・出演
アストリッド・ヴァルナイ / グレ・ブラウエンスティン / ハンス・ホッター / バイロイト祝祭管弦楽団 / ヨーゼフ・カイルベルト / ヨーゼフ・グラインドル / ラモン・ヴィナイ / ワーグナー“プレイボーイの貴方へ贈る”と題した、バニーガール姿のベヴァリー・ケニーが最高にキュートなアルバム。彼女の舌っ足らずなヴォーカルがたまらない、遊び心いっぱいの作品。