2007年10月24日発売
プレリュード集は、ショパンの2曲のピアノ協奏曲録音の翌年に収録されている。ソナタは、その2年後にイギリスで録音されたもの。24曲各曲の見事な弾き分けやソナタでの構成力の確かさなど、聴きどころが満載だ。
ノクターン集はデビュー間もない89年から3年がかりで完成させた全曲盤からの抜粋。仲道郁代の抒情性や豊かな情感、甘美な歌い回しなど、その資質はこのノクターンにぴたりと合っているのが分かる。
エレキとバンド・サウンドを融合させた「真夏のダンスホール」、ロカビリー調の「3人のブギーマン」など新しいエッセンスを注入しつつ、重厚でエッジの利いた7188流ロックという基盤も今まで以上に確立させている6枚目のアルバム。平衡感覚を麻痺させるヴォーカルに身を委ねると、妙な心地良さが体を包む。
小室等、及川恒平、四角佳子によるフォーク・ユニット、まるで六文銭のようにの1stオリジナル・アルバム。ライヴ・レコーディング形式により、臨場感あふれるサウンドに仕上がっている。大御所たちの安心感に包まれた一枚だ。
1978年にデビューした原田真二の30周年記念企画。デビュー・アルバム『Feel Happy』の収録曲に加え、「てぃーんず ぶるーす」「タイム・トラベル」の2007年録音ヴァージョンなどを収録している。
ベテラン・ロック・トリオ久々のシングル。ノイジィなギターに脳みそをかきむしられる快感に身を任せながらもスーッと言葉が入ってくるのがスゴイ。これも吉野のヴォイス力のなせる業か。「一分間」はコクシネルのカヴァーだが、しっかり自分のものにしている。
なんとペダル・スティール・ギターで奏でるモーツァルトの作品集。もともとクラシックが音楽的な基盤にあるとはいえ、はちみつぱい出身のベテランが脳年齢の若さを発揮した企画で、ジャンルの壁を超えた、浮遊感いっぱいのアルバムを作り上げている。
長野県蓼科発、録音当時平均年齢17歳のジャズ・バンドが奏でる青春ジャズ・アルバム。映画『スウィングガールズ』のモデルになったことでも知られるビッグ・バンドが、みずみずしい魅力を放っている。
井上薫のソロ・プロジェクト、chari chariの最高傑作と評される『in time』の完全リニューアル盤。King Brittによる「Aurora」のリミックスや未発表音源などを追加。DVDも付いたファン必携の一枚だ。
2005年にカリフォルニアで結成された5人組パンク・バンドのデビュー作。元気があって親しみやすい演奏だ。明快なメロディとサウンド、それにこのバンドの最大の看板でもあるだろうツイン・ヴォーカル(本作録音後、片方が脱退)を聴かせる。
スウェーデン出身の5人組のセカンド。80年代UKニューウェイヴからの影響が色濃いサウンドは、ポップだがメランコリックでドリーミィ。北欧産ならではの透明感に、ラテン・リズムのエッセンスやアイリッシュなムードを無理なく加味しているのも面白い。
ジャイルス・ピーターソンや沖野修也からも絶賛される北欧クラブ・ジャズ・シーンの注目株、シンバッドのフル・アルバム。ソウルやヒップホップ、ディープ・ハウスなど、多彩にして先鋭的な感性が息づいている。
2007年10月に2作同時発表となるシングルのうちの1枚。映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌で、歌詞の一言一言が心に染みわたる彼ららしいナンバーだ。美しく響くメロディも出色の仕上がり。
「花の名」と同時発表となるシングル。ポップかつエネルギッシュな側面をフィーチャーしたロック・ナンバーで、安定した演奏力の上に成り立つソリッドなプレイが冴えわたっている。「ガラスのブルース」のアコースティック・ヴァージョンも楽しめる。
祝優勝! 日本人、アジア勢初のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの優勝という快挙を成し遂げた天才ピアニスト、辻井伸行のデビューアルバム! 柔らかな手首と腕と肘。透明でありながら冷たさはなく、柔らかなみずみずしさを湛えた美しい響き。そして何より、そうした響きを感じ取り創り上げる耳とセンスと技術。“奇跡”“神業”と絶賛された演奏をお聴きください。 こちらもおススメ!⇒待望のライブ盤!『感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ』はこちら! ⇒辻井伸行『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』はこちら