2007年12月19日発売
オリジナル楽曲と編曲ものからなるアルバム。フィンランドのオーケストラを従えて、クラシックから映画音楽、彼女の代表曲などを、壮大なオーケストレーションで披露。斬新なアレンジで広がりのある音楽世界を展開している。
デビュー盤『奇蹟のカンパネラ』をはじめ、テレビ放映で増幅されたイメージを払拭し、その実力のほどを見せつけたビクター時代の音源を厳選収録したベスト・アルバム。彼女の魅力がここに凝縮されている。
地声からベル・カントまでを使い分け、クラシックやミュージカル、ポップスなどの幅広いレパートリーを自在にうたい分けている増田いずみの2ndアルバム。柔らかで心地よいクラシカルな世界が楽しめる。
2007年1月にチェコ・ナショナル響の音楽監督に就任したチェコ出身のリボル・ペシェックが手勢とともにセッション録音したマーラーの交響曲第5番。勢いやパワーに任せない、ベテランらしい味わい深い演奏が繰り広げられている。
アンプラグドな音で構成された柔らかな響きによる、クラシック愛好家にも安心して楽しめる“ネオ・クラシック”曲集。地域のイメージからかギターが主役のアルバムだが、アクセントとして登場する別編成がむしろ強い印象を残す。中でも6曲目は、楽曲面でも異色。
福田進一がビクター時代に残した録音から、本人が厳選した近現代作品5曲を収録。精緻な指捌きで細かい音符の一つひとつに至るまで丁寧に陰影を施し、情感や夢幻的雰囲気を端正に描出する。「ある貴紳のための幻想曲」は今回初の一般発表となる音源。ライヴ特有の緊迫感が魅力で、ファンは必聴だ。
グループ名義としては、実に40年ぶり、2作目にあたる2007年発表のアルバム。カーペンターズ他で名高い作曲家にして中心メンバー、ロジャー・ニコルスの手になる精緻なメロディを、マレイとメリンダの兄妹コーラスが彩る。A&Mサウンドの結晶のような一枚。
デンマーク出身のシンガー・ソングライター、トーマス・バルソーのセカンド・アルバム。ブルー・アイド・ソウルの新旗手と言われるだけあって、極上のメロディとソウルフルでグルーヴィな世界観は究極にメロウ。彼のプライベートな部分を作品に投影した、日記的な内容。
Tahiti80のフロントマン、グザヴィエ・ボワイエのアックス〜名義の初ソロ『チュチュ・トゥ・タンゴ』のリミックス盤。ヨーロピアン・テイストのオリジナルがリミキサーらによって、全体的に同系色のサウンドにカラーリングされつつ、繊細かつ多彩な仕上がりになった。
96歳にして現役で活躍する日野原医師が“音楽の力”を収めたシリーズの4枚目。奇数トラックで自作詩を朗読、伴奏曲の多くはオリジナルで、「若き日の思い出ノクターン」は彼の作曲(やや晦渋ながら陰影に富む佳曲)、偶数トラックも新録音という凝った構成。平易な詩と朴訥な朗読が印象的。
長山洋子のベスト・アルバム。演歌転身15周年記念シングル「悦楽の園」をはじめ、演歌デビュー曲の「蜩ーひぐらしー」やデュエット曲「絆」など、数々のヒット曲をこの一枚に凝縮。実力派演歌歌手の魅力が満載だ。
スピードスター15周年記念企画盤第2弾は、数々のコラボレーション・トラックを集めたオムニバス。AJICOやSINGER SONGERという“伝説”のユニットから、つじあやのと奥田民生によるサザンのカヴァーまで、幸福な出会いがたくさん詰まった作品。