2007年2月21日発売
最高水準のサイケデリック・トランスを発信するコンピ・シリーズ“グローバル・サイートランス”の第1弾。本作では、世界を舞台に活躍するトップDJのDJ TSUYOSHIがミックスを担当している。
愛知県出身のシンガー・ソングライターによる5枚目のアルバム。昭和の時代の匂いをたっぷり含んだレトロな楽曲は、艶っぽい彼女のヴォーカルとの相性も良く、良い意味での壊れっぷりがアクセントとなっている。CDエクストラとしてシングル「損と嘘」のライヴ映像を収録。
シリアス、ユーモラス、エキセントリックと、彼女の多様な内面が鮮やかに作品化された5作目。自身が描き出す登場人物にどっぷりと憑依し、歌声の表情・重みを巧みに操作。言霊使いとしての才覚も全開だ。奇妙な歌詞「つまおうじ☆彡(拝啓王子様☆第三章)」に真顔で飛ばす冗談の効力も思い知る好作品。
シングル「夢で逢えたら」「few lights till night」「Ivory」を収録した、Dragon Ashのオリジナル・アルバム。さまざまな音楽ジャンルを貪欲に採り込んで成長してきた彼らの、ひとつの到達点といえる作品だ。⇒Dragon Ash ディスコグラフィはこちら
これまでの4枚のアルバムからのベスト盤。表題作品をはじめ抜群のノリのよさも嬉しいが、すべての曲で多彩かつ高度なテクニックが連発されているのに驚かされる。「A列車」や「フォーコ」での特殊奏法や、「ラメントス・ド・モロ」の細かい音の連なりなどは特に素晴らしい。
フジ子・ヘミングが弾くグリーグの協奏曲。ゆったりとしたテンポのなかできめの細かいピアノがブリリアントに奏でられるさまはまるで魔法のようだ。聴く者の心を惹きつける独特の音色で彩られた旋律も美しく、個性的な演奏は何度聴いても興味が尽きない。
ブラジルのギター音楽に題材を統一した大萩の通算8作目となる作品。情緒ある表現力を武器にロボスからジョビンまでフレーズがよく歌っている奥行きあるプレイを聴かせる。ベルギー人ギタリストのボリス・ガケールとの二重奏も数曲で聴くことができる。
元祖J-ソウル・ディーヴァ、現在LAに拠点を置いて活動するベテラン女性歌手の米国発としては4作目。変わらなくていいR&B の流儀と今様なR&B 様式が太いボトムを介して巧みに合わさる。そこに、訴求力たっぷりの可憐にして切ないなソウル・ヴォイスを乗せる。
ボブ・マーリーの娘でラッパーのサード作。共同ながら全曲本人制作で、楽器主体のメロディアスなトラックに歌も交えた作りは出身地フィリーの現行の音楽性の流れを汲みつつレゲエ、アフリカンなどにも広がる。嫌みなく堂々としたラップも気っ風がいい。★
人気クラブ、渋谷ATOMの4大イベントのひとつで、女性集客率No.1のパーティ“LOVE TRANCE”のオフィシャル・ディスク。恋人同士で踊れるトランス系ラブ・ソングが、ノンストップ・ミックスで楽しめる。
英ロックに拘り続ける彼らが趣味マル出しのタイトルで挑んだアルバム。ただし実際のサウンドは、露骨なブルージィさは避け、あくまで彼らの流儀によるロックンロールで勝負している。フィジカルでダイナミックなハード・ロック、そうした不変性をも掲げた良心的な一作。