2007年4月発売
奄美大島出身でシマ唄の名手・中孝介(あたりこうすけ)の3枚目のシングルは、ライヴでファンから最も支持を集めている曲。柔らかな抑揚に満ちたメロディを裏声も交えた優しい声で歌う。ただ花のように生きればいい、というメッセージが胸に沁みてくる。
キャバクラやホスト・クラブなどで話題となった「愛の東京コール」の地方ヴァージョンを集めた企画アルバム。博多、大阪、名古屋、札幌の各地方に合わせた、ご当地ならではの歌詞がユニークだ。
今や日本のハウス界に止まらない活躍を見せるsugiurumnのエイベックス移籍第1弾アルバム。ジョエル・エドワーズ、シャーラタンズのティム・バージェスらをゲストに迎え、ロックとハウスへの熱い思いを込めた珠玉のダンス・ミュージックを縦横無尽に鳴らしている。
何と粒立ちの良いピアノの音だろう。三浦友理枝が2枚目のアルバムにショパンを選んだのは、20歳代だからこそ弾ける音色を表現したかったに違いない。一粒一粒が瑞々しく輝き、曖昧な音や響きはない。多彩な表情を描き出す音楽性の豊かさも聴きものだ。
どんなに音楽自身が高潮しようとしても、情緒を濃くしようとしても、不思議なことに加古隆の音楽は、少し醒めた叙情性を失わない。どの曲もメロディを紡いでいくだけのかなり平明な作りながら、それも特有の透明感を醸し出すことに貢献している。
レーガー:歌曲選集 マックス・レーガーはその短い生涯の間にオーケストラ作品、室内楽、オルガン曲、そして300曲以上の歌曲などたくさんの作品を残しました。17歳のときフーゴー・リーマンに師事し、2つのヴァイオリン・ソナタや室内楽と最初の6つの歌を作曲、その後徴兵され従軍。戻ってからは創作活動に専念したのです。 彼の歌曲は素朴な歌詞を持つものが多いのですが、その音楽は半音階的で、詩に柔軟に適応し、ユーモラスさとメランコリーさを自由に行き来するという、規模の小さな曲でも聴く応えのあるものばかりです。 最初の6つの歌曲からレーガーの特徴はとても顕著で、『4月に』のピアノ伴奏部の踊るようなリズムや『墓の花輪』での極めて渋い音楽など、詩とメロディとリズムが見事に溶け合っています。(ユニバーサルIMS) マックス・レーガー(1873-1916): ・6つの歌 Op.4(1891) ・6つの歌集 Op.35〜第1番、第2番(1899) ・素朴な歌 Op.76〜10の歌(1903-1912) ・バリトンとピアノのための2つの宗教的な歌 Op.105(1907) ・ピアノ伴奏を伴う12の宗教的な歌 op.137(1914) ・『Der Maien ist gestorben』(Gerheusser) without op.(1906) トーマス・プファイファー(Br) カール・ミヒャエル・コンマ(p) Powered by HMV