2007年4月発売
2006年に結成20周年を迎えたNYハードコア界の重鎮、シック・オブ・イット・オールのトリビュート・アルバム。パンク・スピリットあふれた楽曲の数々を、多彩なバンドがカヴァーしている。
5年ぶりのアルバムは、北欧神話の最高神、オーディーンに捧げられた荘厳なメタル叙事詩。オーヴァーチュアである1曲目とともに、ヘヴィさとスピード感、そしてスケールの織りなす濃密な世界が幕を開け、“キング・オブ・メタル”の称号にふさわしい威風堂々ぶりには終始圧倒されるのみ。
スウェーデン出身のバンド、ソニック・シンディケイトの2ndアルバム。アグレッシヴなサウンドに洗練されたメロディ、フレッシュな感性が宿ったエクストリーム・メタルは、シーンを牽引していく資質にあふれている。
ソナタ・アークティカの5thアルバムからのリード・シングル。メロディック・パワー・メタルの根幹は残しつつも、正統なヘヴィ・メタルへの歩み寄りを見せる彼らの変化に注目だ。
ウリ・ジョン・ロートの2003年に発表されたアルバム。クラシック音楽をルーツとする彼が、ヴィヴァルディの「四季」を採り上げ、チェンバロを含む弦楽団とギターとの鮮やかな共演を展開している。
2000年に発表されたウリ・ジョン・ロートの2枚組ライヴ・アルバム。恋人の故モニカ・ダンネマンに捧げられた作品で、32フレットのスカイ・ギターを駆使した多様なサウンドが堪能できる。
約2年ぶりとなるマシーン・メンの3rdアルバム。デビュー当時に在籍していたアヴァロン・レーベルに戻っての作品で、ヘヴィ・メタルの魅力を凝縮したようなアグレッシヴなサウンドが構築されている。
アニメの替え唄メドレー、「続・アニメ替え唄スーパーメドレー」が一応看板になっているが、アルバムのキモは6、9、12曲目といった小ネタ連発ソングだろう。多少切れ味が悪かろうが何だろうが、とにかく圧倒的な量で迫る。「しょうもなッ!」とつぶやきつつ思わず吹いてしまう自分がいる。量も才能のうち。
リリースのたびに異なるアプローチや新しい魅力を見せる彼らだが、本シングルでもそのチャレンジ精神が全開。「BRAND NEW SONG」では、爽やかなホーン・アレンジとファルセットが重なる間合いが絶妙。「Stay」のせつなさの滲むヴォーカルや「hesitated」の滑らかなハーモニーなど聴きどころがたっぷり。