2007年6月20日発売
もっともなじみの深い楽器、ピアノの作品の中でもショパンは特別な存在だ。本作には、そんなショパンの主要なピアノ曲がほぼ網羅されている。演奏家には、デッカの誇る一流どころを揃えた豪華なコンピ盤だ。
アシュケナージの20代後半と30代後半での録音。ソナタにおける、精密な演奏がシューベルトのロマンティシズムを見事に表出している。カップリングされている小品も喜びに満ちた丁寧な仕上がりだ。
アシュケナージ28、29歳のときの録音。「交響的練習曲」と「幻想曲」は最初の録音、「カノン形式の練習曲」は初のCD化となる。後年のスケール感や余裕には欠けるが、ピンと張り詰めた精気みなぎる演奏がみずみずしい。
AyumuとMeguからなる女性2人組ユニット、Zweiのユニバーサル移籍第1弾、通算6枚目のシングル。TBS系バラエティ『個人授業(プライベートレッスン)〜正しい和田アキ子の作り方〜』のオープニング曲で、心に響くサウンドが魅力だ。
生真面目な演奏スタイルを貫く名手ふたりが、どうしたわけかクロスオーヴァーをやろうということになった。そこで真面目×2は自在で浮遊感あふれる奔放な空間を創出したのだ。“デュオ”の面白さ、音楽の醍醐味にほかならない妙技の発露、心して聴かれよ。
制作・出演
アンナ・ネトレプコ / イルデブランド・ダルカンジェロ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ドロテーア・レシュマン / ニコラウス・アーノンクール / ボー・スコウフス / モーツァルト / ロレンツォ・ダ・ポンテ2006年ザルツブルク音楽祭の話題をすべてをさらったのが、この「フィガロ」。アーノンクールのていねいで、しかも大胆な指揮。ネトレプコのスザンナはチャーミングで艶やか。ダルカンジェロのフィガロも溌剌。二人のバランスが絶妙だ。録音もすばらしい。
デビュー35周年を記念したベスト盤。ユニバーサルから発表された7枚のシングル曲とそのカップリング曲を中心にピックアップ。アッパー系はDISC1に、バラード系はDISC2に収録。味わい深い歌唱で聴かせるヒデキに感激だ。
モデルとしても活躍し、日本通としても知られるレバノン生まれの男性シンガー、MIKAのデビュー・アルバム。ピアノを軸にした良質なポップスが満載で、全英チャート1位に輝いたのも納得の傑作だ。
3作目のオリジナル・アルバム。音も歌詞もフックがある「Watchin' You, Watchin' Me」、アフリカ風味を利かせた「Hey!!」ほか力強い曲が多く、快活なヴォーカルが生きる。岡野宏典と共作した「届いたらいいな〜Gratitude〜」はせつないメロディが胸に染みる好バラード。「音のない音」のスライドをはじめ、急逝した浅野祥之(g)が随所で活躍。
時任三郎の2007年6月発表のシングルは、自身が出演するドラマ『花嫁とパパ』で使用されたナンバーを収録。ドラマの内容ともオーバーラップする歌詞が、多くの人の涙腺を刺激しそうだ。