2007年6月20日発売
生真面目な演奏スタイルを貫く名手ふたりが、どうしたわけかクロスオーヴァーをやろうということになった。そこで真面目×2は自在で浮遊感あふれる奔放な空間を創出したのだ。“デュオ”の面白さ、音楽の醍醐味にほかならない妙技の発露、心して聴かれよ。
制作・出演
アンナ・ネトレプコ / イルデブランド・ダルカンジェロ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ドロテーア・レシュマン / ニコラウス・アーノンクール / ボー・スコウフス / モーツァルト / ロレンツォ・ダ・ポンテ2006年ザルツブルク音楽祭の話題をすべてをさらったのが、この「フィガロ」。アーノンクールのていねいで、しかも大胆な指揮。ネトレプコのスザンナはチャーミングで艶やか。ダルカンジェロのフィガロも溌剌。二人のバランスが絶妙だ。録音もすばらしい。
デビュー35周年を記念したベスト盤。ユニバーサルから発表された7枚のシングル曲とそのカップリング曲を中心にピックアップ。アッパー系はDISC1に、バラード系はDISC2に収録。味わい深い歌唱で聴かせるヒデキに感激だ。
モデルとしても活躍し、日本通としても知られるレバノン生まれの男性シンガー、MIKAのデビュー・アルバム。ピアノを軸にした良質なポップスが満載で、全英チャート1位に輝いたのも納得の傑作だ。
3作目のオリジナル・アルバム。音も歌詞もフックがある「Watchin' You, Watchin' Me」、アフリカ風味を利かせた「Hey!!」ほか力強い曲が多く、快活なヴォーカルが生きる。岡野宏典と共作した「届いたらいいな〜Gratitude〜」はせつないメロディが胸に染みる好バラード。「音のない音」のスライドをはじめ、急逝した浅野祥之(g)が随所で活躍。
時任三郎の2007年6月発表のシングルは、自身が出演するドラマ『花嫁とパパ』で使用されたナンバーを収録。ドラマの内容ともオーバーラップする歌詞が、多くの人の涙腺を刺激しそうだ。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / キリル・コンドラシン / ズービン・メータ / デイヴィッド・ジンマン / モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 / ラフマニノフ / ロリン・マゼール / ロンドン交響楽団 / ヴラディーミル・アシュケナージ2006〜7年に話題となったクラシックの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。癒しの歌として注目された「千の風になって」は、日本語とUKヴァージョンの2種類が楽しめる。