音楽むすび | 2007年6月発売

2002年のデビューから5年間の軌跡をまとめた初のベスト盤。ギザの総力を結集した、カラフル、キャッチー、スウィートなポップスの世界には定評があり、ヒット・チャートの常連であることが納得できる職人的な楽曲が並ぶ。手堅い、のひとこと。

英国の4人組によるファースト・フルレンス作（本邦デビュー・アルバム）。ヘヴィ音像とラップ・ヴォーカル、スクリーム、デジタル・ビートを見事に融合したそのサウンドはーー自称“ドラムンベース・メタル”。激烈さとキャッチーさの同居も特徴的だ。

スイスのベテラン・ハード・ロック・バンドの2年ぶりの9作目。同じメロディアス・ハードでも北欧系と違うのは、地域性からかジャーマン・メタルに近いヘヴィネスと、スッキリと洗練されたサウンドを聴かせるところ。ハード・ロックにもお国柄があるのが面白い。

シンガー・ソングライター、ミカエル・アーランドソンとフェア・ウォーニングのアンディ・マレツェクによるプロジェクト、ラスト・オータムズ・ドリームのベスト・アルバム。叙情的な旋律を魅力とする代表曲の数々が味わえる。

インディ／エモ界で人気のバンド、ポンペイのアルバム。ピアノとストリングスが幻想的な音空間を構築し、切ないながらも力強さを併せ持ったメロディが印象的に鳴らされている。

2007年1月に歌手活動を再開させた茅原実里の復帰後第2弾となるシングル。本作もElements Gardenが制作に加わり、菊田大介が作編曲を担当している。透明感あふれる歌声をフルに活かした美しいナンバーだ。

人気声優“たっつん”こと鈴木達央の2007年6月発表のシングル。シンガーとしての実力を発揮した1stアルバムに続く意欲作で、ワイルドさに満ちたナンバーに仕上がっている。

サード・ミニ・アルバム。ちょっと切なさを含んだメロディに乗せて、とても真摯な歌詞が、素直な歌声で綴られる。とても真面目なバンドだと思う。サウンドも難しいことはなく、まっすぐ人々の耳に飛び込んでいくのではないだろうか。