音楽むすび | 2007年6月発売

澄んだソプラノで歌われる「千の風になって」。新井満の訳詞と作曲でブレイクした歌が装いも新たに心を打つ。コロラトゥーラの高音が大空に舞い上がり死者の霊と爽やかに語り合うようだ。日本歌曲は2001年の録音。真摯な歌唱は今も鮮烈で聴きごたえ十分である。

伝説のブリティッシュ・ロック・バンド、ザ・ヤードバーズの、2006年7月19日にニューヨークで行なわれたライヴを収録。ロック史に残る名曲の数々が惜しげもなく披露されている。

藤元高輝14歳の初録音。作品の急所をおそらくは直感的につかみ取ってしまう嗅覚の鋭さが光彩を放っている。特に青山悟の作品が内包するウェットなリリシズムを的確に捉え、その魅力を周知させているのには脱帽。豊かな可能を秘めた新星の登場に乾杯！

1974年に発表された2ndアルバム。デビュー作のフォーク・ロック調から、よりシティ・ポップ的に洗練されたサウンドを披露。その後、親交を深める細野晴臣がベースやプロデュースで参加している。