2007年発売
英国名門レーベル、クリエイションのヒップホップ/R&B部門の第1弾アーティストとして脚光を浴びた10代ディーヴァの日本初フル・アルバム。歌の奥行きはもちろん、自身の手によるリリックの説得力も、J-POPという枠を超えた完成度と可能性を見せている。
『ゲド戦記』の主題歌を歌ったことで、一躍脚光を浴びた女性シンガーのセカンド・アルバム。「テルーの唄」のプレッシャーがあっただろうが、それをみじんも感じさせない“自分だけの歌”へと向かおうとする志はみごと。冒頭の谷山浩子楽曲は必聴だろう。
1年半ぶりのマキシ・シングル。打ち込みも使ったインダストリアル・ロック風の曲あり、スカを絡めた曲あり、BOφWYの流れを感じさせる曲ありで、激しめの音に仕上げられているが、バラエティに富む構成。各パートのアクが強まると面白くなるかも。
鹿児島県徳之島生まれ、神戸育ちのシンガー・ソングライターによる全5曲入りのミニ・アルバム。河村隆一に見出され、NHK『みんなのうた』に楽曲を提供したという経歴だけあって、突き抜けるようなメロディと心地よいリズムには天性の才能を感じる。
地元山梨の中学校の同級生で結成されたバンドが母体となる三人組のアルバム。シンプルかつオーガニックなバンド・サウンドを基調としつつ、ストリングスやサウンド・エフェクトを織り交ぜながら、浮遊感たっぷりの世界を作り出している。
プログレッシヴなエモの緊張感と開放感のオン/オフの瞬間が気持ちいいセカンド・フル・アルバム。前作から2年分のライヴの経験は確実に音楽的な広がりをもたらしており、密度が高く空間性にも富んでいる音世界は、エモ云々では語れない音楽の大きさが感じられる。
癒し系ブームの火付け役でもある人気コンピ・シリーズの第6弾。映画『明日の記憶』のメイン・テーマ曲をはじめ、ジェイク・シマブクロや葉加瀬太郎など、豪華アーティストによる良質なヒーリング・ミュージックが満載だ。
2007年のグラミー賞にノミネートされたナンバーがまとめて聴けるお得な編集盤。レーベルを超えて編まれているのが嬉しいところ。2006年の大ヒット曲はもちろん、コリーヌ・ベイリー・レイのような期待の新人とポール・マッカートニーのような大御所など、多彩な音が一枚で楽しめるのが醍醐味だ。