2008年1月23日発売
前作から約2年ぶりにリリースされたタイトルどおりのセカンド・アルバム。サンバ、ジルバ、ルンバといったラテン系リズムで冒険するオリジナル曲はもちろん、年代を超えてセレクトされた多彩なカヴァー曲で、彼女の唄の魅力を感じられる仕上がりになっている。
アコースティック・ギターの名手、吉川忠英が1974年に発表した1stアルバム。ティン・パン・アレイの面々をはじめ、そうそうたるミュージシャンをサポートに迎え、味わい深い世界観を築き上げている。
特にブラームスはリハーサルで徹底的に鍛えた跡が十分にうかがえる。とにかく細部がこれだけきちんと聴き取れる演奏は珍しい。しかも、そうした細部をこれみよがしに強調していないところが老練の技だろう。メシアンもきりりと引き締まっている。
発売元
日本コロムビア株式会社ユニット結成10周年記念アルバムとのこと。若き美女のデュオとくれば、もう少し演奏に色気が欲しい気もするが、逆にあまりウェットにもシリアスにもならず、日常感を失わずにサバサバと弾いてのけるのがいいところかも。加羽沢の編曲も手馴れたものだ。
今回のエヴァンスはバンジョー奏者のフレックと組んでブルーグラスの要素も取り込んでみせる。のっけからヴォーカル・ナンバーが飛び出してくるのも嬉しい驚きだ。陽気なサウンドの中で、期待を裏切らないフュージョン・サウンドが展開される。
レコード・メーカー5社の合同企画による『青春歌年鑑』シリーズ。“戦前編”第1巻となる本作では、藤原義江による「出船の港」やミス・コロムビアの「十九の春」などが2枚組で楽しめる。
“リンゴ・ヌード”で人気を得た麻田奈美の写真をジャケットにした憎いコンピ。昭和40年代にご三家と呼ばれた橋幸夫から佐良直美、荒木一郎、日吉ミミなどに東映ポルノの池玲子、杉本美樹の歌声まで収録。何でもありの猥雑な時代を反映した曲構成である。
北海道出身のロック・バンド、サカナクションの2ndアルバム。クラブ・ミュージックとJ-POPを自由に往還する彼らが、本作ではさらにクラブ寄りなアレンジを施し、ノリノリの一作に仕上げている
NHK土曜ドラマ『フルスイング』のテーマ曲に使用されているタイトル曲と飛鳥涼のカヴァーのカップリング・シングル。カヴァーを核としたコンサート・ツアーとアルバム制作を経て、シンガーとしてひとまわり大きくなったスケールの大きな歌声が聴ける。