2008年1月23日発売
TVドラマ『のだめカンタービレ』でピアノを担当して話題となったピアノ・デュオ、プリムローズ・マジックのアルバム。ドラマで使用された人気楽曲を収録していて、のだめファンにはもちろん、そうでなくても十分楽しめる一枚だ。
映画『ちーちゃんは悠久の向こう』のテーマ・ソングも収めた奥華子の6枚目のマキシ・シングル。女性らしい視点で描かれた思いが、優しく温かい歌声とともに心に染み入る。ピアノの弾き語りを中心にしたアレンジもまた、切ない思いを拡大化させていく。
一時期と違って、ゲストはゴスペル界に限るもののランス・アレンから白人トビーマックまで多彩。ヒップホップやファンクにロック、ポップス、ジャズなどをゴスペルの下に統合した十八番の音楽性は今なお意欲的に広がる。「ア・ホール・ネイション」の11歳の無垢なソリストも聴きもの。
サウスカロライナ出身のトリオのデビュー・アルバム。活きのいい連中だ。ポップで躍動感があり、とにかく底抜けに明るい。ここまで能天気でハッピーだと、手放しで認めたくなっちゃう。パンクも変わったもんだ。2008年4月には来日公演が決定。今から楽しみだ。
ジェファーソン・スターシップなど、さまざまな遍歴を経て、80年代に1、5、7曲目の3曲の米No.1ヒットを放った彼ら。これは80年代の全盛期を網羅したベスト。男女のデュオ・スタイルのヴォーカルが織り成す、リッチで洗練されたモダン・ポップ・ロックが時代を象徴する一作。
制作・出演
CeciliaBernardini / JohannaGamerith / MarcelloGatti / RobertoSensi / StefanoRossi / アルフレード・ベルナルディーニ / ゼフィロ / モーツァルト / 松永綾子DHM創立50周年を祝う国内盤リリースの第1弾。ゼフィロは、すでに注目すべきCDが発売されている、イタリアの新鋭古楽グループ。管楽器の扱いに優れ、独特の生命力あふれる躍動感を旋律の中に織り込む巧みな技は、ここでも遺憾なく発揮されている。
制作・出演
DilenoBaldin / FrancescoMeucci / アルフレード・ベルナルディーニ / アルベルト・グラッツィ / ゼフィロ / ダニエレ・ラティーニ / パオロ・グラッツィ / ベートーヴェン / ロレンツォ・コッポラな、なんだ! この活きの良さは……これがベートーヴェン? 「パルティア」が鳴った瞬間、聴き手はビックリするに違いない。切れ味鋭いクラやオーボエに加え、鮮烈な響きのホルンが加わる。ベートーヴェンの生きた時代の空気が生々しい音色で表現されている。
攻撃的な口調で歌われる、冒頭2曲にはびっくり。しかも英語詞。発表時期を思えば、四十路前後だった歌い手の意気がりとも受け取れるが、洪栄龍のギター以下ツボを得た演奏を含め、表現にブレのない力作。NY録音。同時期のライヴをボーナス収録。
ハイ・クオリティなポップス・メイカーとして10年以上のキャリアを積み重ねてきたシンガー・ソングライターの移籍第1弾アルバム。独自の物語性を導入したドラマティックな構成が、キャッチーな楽曲群に新たな深みを与えている、そんな作品。
切なさと強さが同居する「roundabout」はTVアニメ『のらみみ』の、またロックなギターがスパイスでラップも覗くポップな「心にカラフル」はドラマ『紅蓮女』のエンディング・テーマ。モデルで女優で歌手デビューもした女性の真直ぐな歌が聴けるシングル。バラード「FLOW」では落ち着いた表情が。
歌声とメロディと歌詞がここまで一体となって迫ってくる楽曲というのも非常に稀で、これがデビュー・シングルというから驚く。拙くも、あざとくもない、ギリギリのバランスで奇跡的に鳴っている、心揺さぶるラブ・ソングがここに。