2008年1月23日発売
ブルーノートを代表するギタリスト、グラント・グリーンによる2枚目のリーダー作。名演といわれる「ラウンド・アバウト〜」に象徴されるように、コード楽器としてでなく、あくまでメロディの美しさを追求した彼らしい傑作。
発売元
ユニバーサルミュージックブルージィなフィーリングで人気を博しているギタリスト、ケニー・バレルの大人気盤。スタンリー・タレンタインのテナーとも相まって、グルーヴの塊が繰り出されている。
制作・出演
ガーネット・ブラウン / ジェローム・リチャードソン / ジャック・ジェファーズ / ジョニー・コールズ / ジョー・ヘンダーソン / トニー・スタッド / ハービー・ハンコック / ヒューバート・ロウズ発売元
ユニバーサルミュージック傑作『スピーク・ライク・ア・チャイルド』を踏襲し、ブラス・セクションを加えて美しさを追求した入魂のアルバム。新たなハンコック像が提示された力作を、ヴァン・ゲルダーのリマスターにて収録。
最新のART(アビー・ロード・テクノロジー)によるリマスタリングで蘇るEMIの名盤。カラヤン&ベルリン・フィルによる豊麗で雄弁なワーグナー管弦楽曲集。ワーグナーの官能美を堪能する。
「アルルの女」「カルメン」の代表的な録音。「アルルの女」では、遅めのテンポで濃密なプロヴァンスの光と影を演出している。「カルメン」での情熱と色気、原色の光彩ははなはだまぶしく、クリュタンスならではの世界が広がっている。
華麗でダイナミック、メロディアスで陶酔的なチャイコフスキーが堪能できる一枚。作品の持つ流れに逆らうことなく、それでいて巧妙な物語を構築している。プレヴィンのドラマトゥルギーが十全に発揮された録音だ。
強靭な演奏で圧倒するというものではなく、堅固な構築力を持ちながら、神秘的な美しさでドイツ精神の一面を表出した録音。緊張感の高い、巨匠2人のコラボレーションが感動的だ。
このチェロ協奏曲は、協奏曲の最後のスタジオ録音となったもの。ライヴのようにスリリングで情熱的な演奏が素晴らしく、感興のおもむくままの体裁ながら、確かな造形をかたどっている。そこが天才のなせる技か。
アルバン・ベルクSQの名演2曲をカップリングしたアルバム。緊密なアンサンブルと即興的な掛け合いが豊かな“歌”を生み出し、それぞれの民族性を踏まえた上で普遍性を獲得している。特にスメタナが秀逸だ。
いまだにこの2作品の規範的演奏のひとつに挙げられる名演。粒立ちのいい美しい音、精妙なリズム、微妙に変化しながら生成される豊かな音楽。明快にして淡い幻想性も表出する不朽の録音と言える。
当時の演奏家としては非常にレパートリーが広かったギーゼキングの、現代もなお名演とされるドビュッシーの「ベルガマスク組曲」や「子供の領分」を含む作品集。情緒を排し、明快な響きとリズムで組み立てている。
米4人組ロック・バンド、ザ・スターティング・ラインのアルバム(3枚目)。ぐっと大人びたメロディを聴かせ、またキーボードを全面にフィーチャーしサウンドも充実した。これまでのポップかつキャッチーな面を残しながらも、ぐっと深みのある演奏だ。
ケニー・バレルやボビー・ティモンズなどのカヴァーに加え、オリジナルも多数披露された、2008年1月発表のアルバム。バップやボサ・ノヴァ、ジャズ・ロックなど幅広いアレンジで、実力派揃いの豪華メンバーによる演奏が楽しめる。
2007年のジルヴェスターコンサート。「展覧会の絵」は、ソロ楽器の見事さはいうまでもないが、全体としては手作りの温かさが感じられる。絵の中のキャラクターが動き出すような生命感に満ちている。ボロディンの第2番も躍動的で引き締まった演奏。
バンド史上初のカヴァー・アルバム。スキャットマン・ジョン、ワム!、松任谷由実、ZOOなど、意表をついた選曲で思わずニヤリとせずにはいられない。誰もが知っている名曲が、ゴリゴリのロック・サウンドにアレンジされていて、そのアンマッチ感も面白い。
今やジャーマン・パワー・メタルの老舗的なポジションを確立させた彼らの7作目。重厚でスケール感を伴ったインストと、文字どおりパワーで押し切るダイナミックさを効果的にブレンドさせた定番のスタイルは、普遍性を強調すると同時にメタリウムたる説得力を放つ。
北欧の若きギター・ヒーローとなったシュテファン・リンドホルムとマディソンやイングヴェイのバンドのヴォーカルだったヨラン・エドマンによる新バンドの1作目。あくまでメロディアスな楽曲とハイ・トーンの澄んだヴォーカルは、デス全盛の昨今では新鮮かも!?