2008年1月23日発売
yozuca*のサード・アルバム。80年代J-POP系ロックあり、アニソン、バラードなどなど、アルバムがそのままヒット・チャートのようなバラエティに富んだ構成。一概にyozuca*をカテゴライズすることは不可能と悟った。この捉えどころのなさと浮遊感が彼女の真骨頂なのだろう。
デビュー20周年を迎えた遊佐によるカヴァー・アルバム第2弾。2002年の『檸檬』と同じく、昭和初期の歌謡曲を取り上げており、アレンジも当時を彷彿とさせるシンプルなものになっている。楽曲のよさが、しみじみと伝わってくる。
オールナイトニッポン40周年を記念した、レコード・メーカー6社協力によるコンピレーション・アルバム。本作はヤマハ編で、番組で応援してきた数々の名曲を収録。ラジオを楽しんで育った世代にはたまらない作品だ。
女性シンガーによる多重録音ア・カペラ。声によるバック・トラックにリード・ヴォーカルを乗せた作りで、コーラスとしての面白みには欠けるが、そのぶんメロディは聴きやすい。良い意味で模範的な声と高い技術は貴重な人材だ。凝ったコーラス作もぜひ聴いてみたい。
兄弟ユニットという親密さと自由さを活かし、アコースティックから打ち込みまで、フォーキーからストレンジ・ポップまで何でもあり。京都が生んだ奇才兄弟の5枚目のアルバムは、ノスタルジックなメロディとあたたかい歌が胸に沁みる秀作。まさにマジカルなひととき。
米5人組ロック・バンドのセカンド・アルバム。オープニング曲がいきなり哀愁を漂わせていたり、ホーンをフィーチャーしたりするなど、随所に新たな試みが見られる。もちろん彼らならではの伸びやかなポップ・ロック・ナンバーもたっぷりだ。
バッハの無伴奏全曲リサイタルを開くなど意気軒昂な活躍を続ける前橋汀子は、小品の演奏にも積極的に取り組んできた。これは約20年に及ぶ膨大な録音から18曲をチョイスしたベスト盤。通して聴くのも良し、好きな曲をかけるも良し。まさに珠玉の逸品である。
“テキサスの誇り”とも言える稀代のホワイト・ブルース・ギタリストが残した、感性の鋭い名演集。B.B.キングやロニー・マック、ボニー・レイットらとのライヴ、スタジオにおける共演作品から成り、全14曲中6曲もの未発表音源を収める貴重盤である。