2008年12月発売
レフト・フォー・デッドレフト・フォー・デッド
80年代に活動していたアメリカ西海岸のパワー・メタル・バンドが、2005年に再結成。再結成後の初アルバムがここに完成した。ちょ突猛進なスラッシーぶりは、かつての勢いそのまま。メンバー自身が得意なものを抽出したことが、最大の武器になっている。
キー・ラーゴの夜キー・ラーゴの夜
ロンドン生まれのシンガーがギターのホメロ・ルバンボほかNYの実力派とレコーディングした2008年作。ボッサのリズムに乗せて艶やかに歌うイヴァン・リンスの「アイランド」、ピアノをバックに耽美的な表現を見せるバカラックの「ザ・ルック・オブ・ラブ」、アレンジがユニークなジョン・レノンの「イマジン」など粒揃い。
ボディ・アンド・ソウルボディ・アンド・ソウル
バッソが76歳、セラーニが81歳。イタリア・ジャズ界の重鎮二人が繰り広げる、円熟味あふれる珠玉のデュオ。小細工は一切なし、誰もが知っているスタンダードを、ただただ淡々と奏でていく、文字どおりの“対話”。人生の喜怒哀楽を知り尽くした巨匠ならではの風格。★
君に恋して君に恋して
イタリアの若手注目株ディノ・ルビノのデビュー作。同国の巨匠エンリコ・ラヴァが「私の後継者」と絶賛を惜しまない才能の持ち主だ。クインテット編成で録音したスタンダード・ソング集。ルビノはクリフォード・ブラウンやファッツ・ナヴァロを彷彿とさせる。