2008年4月2日発売
男性三人組の10枚目のシングル。福山雅治風の男前ヴォーカルがグッとくる「ガラスのハイウェイ」、生ギターの響きがイカした英詞曲「Underworld」、ハープがカッコいいブルース調の「勝手ノ勝チ太郎」と、3曲各々でガラリと表情を変えるのが面白かった。とはいえ、全編通して“ロック”な筋は一本通っている気がする。
これまでの作品すべてそうだが、このマキシでもアイドルとしての堂本剛はどこを探してもいない。感傷的なピアノのイントロから、キャッチーなメロディとサビの解放感がたまらない極上のエレクトロニック・ポップが始まる。いよいよやばいことになってきた。
“ENDLICHERI☆ENDLICHERI”から“244 ENDLI-x(ツヨシエンドリックス)”と改名した堂本剛のソロ・ユニットのフル・アルバム。ユニット名に“ツヨシ”と入れたことでソウルやファンクを取り入れた音楽性にさらに個性が加わった。上田ケンジや十川知司が編曲で参加。
ヘヴィ・メタル・バンド、44MAGNUMがデビュー25周年となる2008年に発表のトリビュート・アルバム。44MAGNUMとともに“関西ヘヴィ・メタルの雄”と称されたアースシェイカー、マリノなどが参加した豪華盤だ。
東京を拠点に全国的に活動する、2006年結成の4人組が放つファースト・アルバム。自由奔放なロックンロールの爆発力がいい。一触即発の雰囲気を期待させつつ、親しみやすさに集束させる面白さ。一度でも音を耳にすれば、必ずやライヴが気になってくるはず。
“アコーディオンを抱えたシンデレラ”の異名を取る中山うりのミニ・アルバム。パリ・ミュゼットのユーロ・テイストをベースにしつつ、中山のヴォーカルはあくまでもJ-POPの立ち位置。アコースティックなバッキングは軽やかで、タイトルどおりフィエスタにバッチリとはまる。★
ギター・デュオ、DEPAPEPEの4枚目のアルバム。スピード感あふれるアコースティック・ギターの乾いた音色の絡みが、好センスのアレンジで、軽やかに響きわたって心地よし。これからの季節、山や海はもちろん都会の熱帯夜の息苦しさも吹き飛ばしてくれそう。