2008年4月発売
パワー・ポップ・バンド、Fat Propのレーベル移籍第1弾ミニ・アルバム。ドラムに元ロードオブメジャーの上原彰兼が加わり、よりいっそう研ぎ澄まされたメロディ・センスとコーラス・ワークを披露している。
人気シリーズの落語編に続く作品集は、江戸時代から続く日本の伝統芸能といわれる講談を集めた2枚組アルバム。「軍談物」「御記録物」の中から、それぞれを得意とする名人たちによる名演が収録されている。
フランク・シナトラの歌として知られる「マイ・ウェイ」の作者で、フランスの国民的歌手であるクロード・フランソワの楽曲を、サエキけんぞうのプロデュースで12アーティストがカヴァーしたトリビュート盤。粋にそして時に乱暴にフレンチしてみせる。
LUNKHEADの2008年4月発表のシングルは、「白い声」「体温」といった代表曲を彷彿とさせる攻撃的なロック・ナンバー。カップリングには、チューリップのカヴァー「青春の影」などを収録している。
2008年第2弾となる6枚目のシングル。前作に続いて佐久間正英がプロデュースを手がけており、キラキラ感漂うアッパーなポップ・ソングだ。特にサビのファルセット・ヴォイスと青空が広がるような開放感が聴きどころ。カップリング曲もミラクルなメロディ炸裂の佳曲。
最初から勝負曲! という大振りがナイスの「五月のバラ」。絶唱が似合うのは持ち味で、大事にしてほしい芸風。ファンをきっちり意識した選曲の中、「旅立ちの日に」「長崎の鐘」などは興味深いアプローチか。お約束の「イヨマンテの夜」など嬉しい限り。豊かな声で美メロを歌うことに、いい感じで慣れてきてます。
実に25年ぶり。しかも“最終作”となる再結成作。グラム・ロックに世紀末芸術的な重厚さを加味した演奏は、まさに“ゴス”(本人たちは嫌っているそうだが)の一言。ピーター・マーフィーの暗黒系カリスマも健在で、ファンには悲喜こもごもの充実作では。