2008年4月発売
2007年に他界した鬼才アンドリュー・ヒルに捧げた、フランスのピアニスト(68年生まれ)によるトリオ盤。マル・ウォルドロンを思わせるモールス信号のような打楽器的アプローチやセロニアス・モンクの影響も感じさせる。エンヤの硬派路線を象徴する作品だ。
発売元
株式会社ワードレコーズ上原ひろみのトリオで活躍する気鋭のベース奏者、グレイ(75年イギリス生まれ)のリーダー第2作。ジャコ・パストリアスの再来と言いたくなるようなテクニックとセンス、そして演奏全体から生みだされる疾走感が実に素晴らしい。上原も1曲でゲスト参加。★
2007年、シンガーのケヴィン・ダブロウが急死、そのある種、追悼盤的な意味合いを兼ねたレア・トラック集。「カモン・フィール・ザ・ノイズ」のメガ・ヒット真っ只中の80年代前半のライヴ・トラックのほか、ケヴィンの未発表デモで故ランディ・ローズ作「ゴナ・ハヴ・ア・ライオット」を含むマニア心を刺激する音源集だ。
ブラック・サバスや自身のバンドを率いてきたオジー・オズボーンへのトリビュート作品。基本的には過去に発表されてきた音源をコンパイルしたものだが、若手からベテランまで、欧米の著名ミュージシャンばかりの参加で豪華な内容に。
東京・下北沢を中心にライヴ活動を続けるロック・ユニットのシングル。タイトル曲はさわやかな開放感に満ちたメロディとまっすぐなメッセージが胸に迫るポップ・ロック。関口友則(vo)のせつなさいっぱいの硬質な唄声が、カジュアルなギター音を新鮮に聴かせる。
東海地方を中心に活動していたり、またゆかりのある若手アーティストたちが集結したコンピレーション。地元RADIOiとドコモがプッシュするもので、地域色がよく出ている。ジャンルは関係なく、活きの良いアーティストが聴ける楽しいアルバム。
吉本所属のお笑い芸人による爆笑ネタとクラブ・ミュージックを融合させたシリーズの第3弾アルバム。大御所から若手まで2007年に流行ったネタの数々を、DJ TENらがトランスやハウス・サウンドで届けてくれる。
日本でお馴染み、ニューヨークに拠点を置く複数のオーケストラで活躍中のカイザーの、2006年の『ワン・フィンガー・スナップ』に続くアルバム。クインテット編成で、初期のマイルスやチェット・ベイカーにちなんだレパートリーに挑戦、終始安定感のある演奏を聴かせている。
sioriのファースト・アルバム。井上鑑、今井了介、フィル・ラモーンといった当代一流のプロデューサーを迎えた意欲作。上質なAORサウンド、ソングライティング、そして個性的でしっとりと情感あふれるヴォーカルが印象的だ。J-POP界に現れた新たな才能を感じる。
大学で知り合ったという男女混合5人組のメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。スピード感あるノイジィな洋楽テイストなギター・サウンドに、気だるく舌足らずの女性ヴォーカルとのミス・マッチが人気の秘密か。ウィーザーがJ-POPになったような感じ。
前作から約1年ぶりとなるオリジナル・アルバム。猛烈な雑食性であらゆるスタイルを取り入れる貪欲さとハイエナジーなライヴを支える確かな演奏力が融合した、爽快なロック作品となっている。アニメ『もやしもん』エンディング・テーマなどを収録。