2008年4月発売
作曲家、杉本眞人の作品集で男性編と女性編の2枚組。阿久悠作詞で美空ひばりの「なつかしい場面」から、杉本本人の大ヒット「吾亦紅」まで全32曲。いい意味で通好みのメロディが並び、いま聴くとあらためてそのセンスの良さを感じる。あさみちゆき「紙ふうせん」も聴きもの。
和田アキ子が70年から2006年までに発表した音源を、“レコード番長”須永辰緒がノンストップ・リミックスしたアルバム。フレーズ・サンプリングによる小ワザを利かせながら、緩急自在のグルーヴィでダンサブルなDJプレイを聴いた気になれる。
アメリカン・ポップ・ロックを代表する女性歌手の2年半ぶりとなる3作目。ティンバランドやザ・ネプチューンズのメンバーを制作に迎え、ヒップホップ色の濃い内容に。シンガーとしても成長の跡が窺え、アイドルからの脱却にも成功している充実作。
94年4月10日、横浜アリーナ。ファースト・ツアーの最終公演の模様を完全収録した2枚組ライヴ・アルバム。ヘヴィ・ロック、インダストリアルの最突端を感じさせるサウンド、ダークで陰鬱な世界観とポップな広がりをバランスよく配置した演出が素晴らしい。
最新ベスト。エミ・エレオノーラ提供の新曲1〜3曲目は、独特な間に妖艶な香りが立つウィスパー・ヴォイスに、シャンソン風の味付けが冴える。既発曲もリミックスのごとく新鮮味を帯びた高音質で、新たな解釈を呼びそう。時を超越した色気を放つビジュアルも魅惑的。★
北京語、広東語、英語、日本語を巧みに操るラッパー、日華の2ndシングル。北京オリンピックに出場する全選手に対しての応援メッセージが込められたナンバーだ。日本語、広東語、英語を織り交ぜたラップが圧巻。
INCENSEから“しばあみ”となっての1作目。キュートなヴォーカルで歌われるラブ・ソングの数々。サウンド的には、こだわりを持ってサックスを取り入れているところが、持ち味にもつながっているよう。まったりとして柔らかいポップス。切ないながらもどことなく明るさも感じさせる。
日本のウェッサイ・ヒップホップを牽引するユニットの初のベスト・アルバム。初期の作品は新録ヴァージョンで収録。青山テルマをフィーチャーしたナンバーなど、心地いいリズムを持った全15曲。気持ちよく聴き流すも良し、じっくり彼らの世界に浸るも良し。
制作・出演
クリスティアン・アイゼンベルガー / セバスティアン・ナウアー / ソフィー・ブザンソン / ダニエル・ホープ / トーマス・ヘンゲルブロック / パスカル・ジーファル / メンデルスゾーン / ヨーロッパ室内管弦楽団 / ルーシー・グールド指揮者、オーケストラともに若手によるノリノリのお国ものである。はじけるような雰囲気はさすがだが、単に暴れるだけではなくすっきりした洗練さもきちんと表出しているのには驚いた。特に後半以降がますます盛り上がる。これは彼らの代表盤となろう。
制作・出演
ウィーン国立歌劇場合唱団 / ウィーン国立歌劇場管弦楽団 / クリスタ・ルートヴィヒ / グンドゥラ・ヤノヴィッツ / ジョン・ヴィッカーズ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ヴァルター・ベリー制作・出演
HarishRaghavan / アーロン・マクレンドン / エリック・ハーランド / ジュリアン・レイジ / ジョシュア・レッドマン / テイラー・アイグスティ / デイナ・スティーヴンス / ルーベン・ロジャース35年の長きにわたって共演し続けている盟友同士チックとゲイリーの、オーストラリアでのライヴ録音。シドニー交響楽団を従え、時にミニマム、壮大な演奏を繰り広げる。これほど詩情豊かでスケールの大きなデュエットもいないだろう。
ニューオーリンズが誇るギャラクティックのグルーヴ・ドラマーのソロ第4弾。前作で抜群の相性を示したオルガンのR.ウォルターとギターのW.バーナードと再びトリオを組み、パワー全開。バスドラをどすどすと響かせた、強烈なファンキー・サウンドで圧倒。