2008年6月発売
日本歌謡史に残るモダンな名曲「有楽町で逢いましょう」だけで構成したアルバム。昭和32年発表のオリジナル歌手で、作曲者・吉田正の門下生でもあるフランク永井はもとより、マヒナスターズや佐良直美らの個性的なヴァージョンが、街のさまざまな風景を描き出す。
朝比奈隆唯一のブルックナー、ミサ曲を収録したアルバム。83年にデジタル録音された音源にリマスタリングを施している。発売当初から絶賛された演奏で、朝比奈及びブルックナー・ファンは必聴だ。
カルロス菅野率いる、ラテン・ジャズ・ビッグバンド、熱帯JAZZ楽団のベスト・アルバム。名曲のカヴァーも味わい深いが、彼らの真髄が感じられるオリジナル曲も名作揃いだ。
熱帯JAZZ楽団を率いるパーカッション奏者が98年以来、アルバムのアクセントとして歌ってきたスタンダードを集め、新録5曲を加えた作品。「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を典型に真剣かつ肩の力を抜いたヴォーカルの佇まいが魅力。ピアノ・トリオ+サックスの小編成でしっとりまとめた「ホエン・サニー・ゲッツ・ブルー」の渋さもいい。
多くのトランスCDから重要曲だけをまとめたトランス・ベスト・シリーズ『トランス・レイヴ・ベスト』の2008年6月発表の16作目。監修とノンストップ・ミックスはDJ KAYAが担当している。
フィラデルフィアの女性R&Bシンガーの共演/客演曲を収めた企画盤。ソウル/ヒップホップ系からジャズ、ロック、ゴスペルなどジャンルを超えた豪華アーティストとの共演を通し、ジルの類稀な才能を再確認すると同時に、艶やかな歌唱を堪能できる。
どこか80'sテイストのファンキーでスタイリッシュなエレクトリック・ポップ。低音がセクシーなリアのヴォーカルと、日本語の微妙な発音との不思議なバランスがグッド。カップリングも含め全曲作詞にも参加して、歌手活動に本気なのも好感度大の5枚目のシングル。
デモ音源や未発表ライヴを集めたレア・トラック集。70年(19歳)から82年のビッグバンド(ライヴ)までにわたる。「ザ・チキン」の、70年の「ザ・チキン」はアレンジの斬新さを、82年「ソウル・イントロ?ザ・チキン」は音楽的な圧倒的完成度の高さを誇っている。耳をベースに惹き付けさせるその吸引力は神憑り的。★
スウェーデン産メタル・トリオが放つ4作目。トリオ編成とは思えぬ重厚かつドラマ性に長けたサウンドと野太くもダイナミックなヴォーカルが圧倒的な存在感を示す。ピュア・メタリックな醍醐味とともに独特なダークなうねりが交差した点では、今作が代表作といえる。
瀬戸龍介、吉川忠英を擁したフォーク・バンド、The New Frontiersの再結成アルバム。これが全曲、キングストン・トリオのカヴァー。生き生きした演奏から、若者にとってのヒップな音楽が、まだロックではなく、カントリーだった時代の“熱さ”を感じる。
過去のアニソンをカヴァーした企画盤。最も古いナンバーが85年の「水の星へ愛を込めて」ということで、当時はアニソンが一般の楽曲と遜色なくなってきた時代(ちなみに「水の星へ愛を込めて」はニール・セダカのカヴァー)、米倉千尋が各曲に新たな息吹を吹き込むことによって、さらなる名曲に仕上がっている。
海外で演奏することが多い、電気ベース至上主義者の通算12作目。スラッピングなどのさまざまなベース奏法や6弦からフレットレスまでいろんな種類のベースを俯瞰、テクノロジーの恩恵を通した上で多角的に演奏を重ねた、“王様”なインストの数々。歌入りも2曲。