2008年6月発売
ブルーノートの諸作でバップのお手本のような名演を見せたルー・ドナルドソン。1958年の代表作では、ワンホーン・カルテットをベースにしながら、スパイスのようなレイ・バレットのパーカッションが味わえる。
1960年に吹き込まれた記念すべきブルーノート・デビュー作。後年CTIなどにも興味深いレコーディングを残したスタンリーだが、ここでは当時のニューヨーク・シーンの人気者らと正統的ハードバップを奏でている。
ジャズ・レジェンドの1人、ホレスの膨大なカタログの中でも高い完成度を誇る一作。充実したクインテットのレコーディングで、その塊のようなグルーヴ感もさることながら、名曲「ニカの夢」の収録が嬉しい。
発売元
ユニバーサルミュージック前作『コネクション』で示した高い作曲能力、フロント陣との絶妙なコンビなど、さらなる飛躍が感じられるアルバム。幻の名盤としても名高いので、一度は耳にしておきたい。
発売元
ユニバーサルミュージックブルーノートにおける唯一のリーダー作で、ヨーロッパに移住する前の1960年に吹き込まれたもの。数々のセッションに参加した50年代の経験を存分に活かし、悠然とジャズメン・オリジナルを料理していく。
発売元
ユニバーサルミュージック気心の知れたペッパー・アダムスらと奔放なプレイを見せたライヴを収めたもので、Vol.2と対になった作品。ハーフノートから生まれた幾多の名ライヴ盤のひとつに数えて差し支えない1960年のレコーディングだ。
グループをともに引っ張っていたペッパー・アダムスとの2管が熱い名ライヴで、当時の空気すら感じ取れる生々しさが魅力。追加曲も加わりやや長尺になるが、Vol.1とセットでまとめて聴くのが正統だろう。
発売元
ユニバーサルミュージックドラッグのために50年代の一部を棒にふったデクスターだったが、カムバックしてからのブルーノート盤は総じて素晴らしい。ケニー・ドリューらが脇を固めた本作も例外ではなく、オリジナルもたっぷり聴ける好盤だ。
制作・出演
アート・ブレイキー / アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ / ウェイン・ショーター / カーティス・フラー / シダー・ウォルトン / ジミー・メリット / フレディ・ハバード発売元
ユニバーサルミュージックタイトル曲ほか各人のペンによる魅力的なオリジナルで構成された充実の一枚。ハバード、フラー・ショーターの強力3管と、バンドをグイグイと引っ張るブレイキーのドラミングを堪能できる。
発売元
ユニバーサルミュージック若くして亡くなったため、その足跡は1960年前後に限られるアイク・ケベック。ブルーノートで吹き込まれた代表作は、ジャズにR&Bのテイストをまぶしたような適度な黒っぽさと絶妙なスイング感が魅力。
発売元
ユニバーサルミュージック50年代に確立した自己のバップ・サウンドを進化させ、フリーなフレージングすら取り込みつつあったジャッキー・マクリーンの傑作。名盤を連発していたブルーノート期を飾る一枚だ。
スタンリー・タレンタインのソウルフルなサックスとの相性の良さが印象的な一枚。加えてケニー・バレルのギターがジミーのオルガンとも絶妙に絡み合い、えもいわれぬ心地よさを生み出している。
発売元
ユニバーサルミュージックモンクの名盤を彩ったサックス奏者、チャーリー・ラウズのリーダー作。ボサ・ノヴァに焦点を絞ったことも功を奏し、適度な聴きやすさをと人気を獲得した。ギターとパーカッションのアンサンブルも見逃せない。
発売元
ユニバーサルミュージック衝撃のデビュー作『テイキン・オフ』に続いてブルーノートに吹き込まれた2ndアルバム。天才的な和声感覚と、後の作品にも通ずる独特の作曲センスが詰め込まれた魅力的な一枚に仕上がっている。
発売元
ユニバーサルミュージックブルーノートでは2作目となるリーダー・アルバム。『ナイト・ドリーマー』からリー・モーガンが抜けたメンツによる録音で、コルトレーン・バンドのリズム陣とショーターのソロが唯一無比の世界観を出した初期の代表作。
発売元
ユニバーサルミュージック傑作アルバム『サイドワインダー』でも共演したジョー・ヘンダーソンの参加が目を惹く1965年の作品。全体的な印象も遠からずといった感じで、タイトル曲のほか「月の砂漠」のカヴァーも聴きもの。
インパルスを離れた後、最初に登場した強力なリーダー作。エルヴィン・ジョーンズも加わり、演奏面は過去の延長線上にあるが、マジックとも言うべきブルーノート・サウンドに彩られ、マッコイの代表作となっている。
オーケストラの魅力を最大限に引き出したサン=サーンスの管弦楽曲3曲を収録。小澤の色彩感覚、鋭利なリズム感、そして繊細な描写力が存分に発揮された演奏として、高く評価されているアルバムだ。