音楽むすび | 2008年9月17日発売

リニーが長年在籍したバンドの親方で、恩師でもある故ジョー・ヘンダーソンに捧げた作品で、収録曲はどれも故人の愛奏曲。恩師の優れた音楽性を浮き彫りにしながら、しかもそこに彼女自身の個性が輝く編曲が斬新。刺激的で創造性あふれるピアノ・トリオ演奏だ。

注目の新進女性ピアニスト、川上さとみのサード・アルバム。レギュラー・トリオでの録音。フレディ・レッドの「ジム・ダンズ・ジレンマ」、デューク・ピアソンの「トゥー・マイル・ラン」など渋い名曲を取りあげた。川上の演奏はエレガントでよくスウィングし、ドライヴ感もある。表現力にも天性の才能を感じさせる。

2003年より関西で活動を始めた3ピース・バンドによるミニ・アルバム。独特の渇き感が心地よいヴォーカル、耳にこびりつくようなメロディ、力強く温かく奏でられるサウンド、すべてが絶妙に調和して唯一無二の世界観を作り出しているよう。おすすめ！★

モダン・へヴィネスにラテン・フレイヴァーを融合し、独自の世界観を作り上げたイル・ニーニョ。3年ぶりのアルバムは、飽くなき進＆深化がアグレッシヴかつエモーショナルなサウンドに刻み付けた印象。さらなるスケール感とスリリングさを伴って圧倒的に迫ってくる。

ニュージャージー出身の6人組、イル・ニーニョの4thアルバム。従来のニュー・メタル・テイストと唯一無二のラテン・ヘヴィネス、魂のシャウトが絡み合い、よりへヴィに、メロディアスに進化したサウンドを展開している。