2008年9月24日発売
主演ドラマ『無理な恋愛』の主題歌「忘れもの」とオリジナル音源&セルフ・カヴァーによるヒットで構成された、21年ぶりのアルバム(ニュー・ヴァージョンの「北風小僧の寒太郎」が嬉しい。)。「忘れもの」は「さらば恋人」の30年後のアンサー・ソングと言えるもの。秋元康の歌詞は上手いが、「さらば恋人」の歌謡曲パワーがそれを凌駕。
コンピュータ・サウンドを一切排し、アイルランドのミュージシャンたちによる生演奏とKOKIAの歌声だけで構成されたコラボレーション作品。自身の音楽にアイリッシュ音楽を取り込んだというより、自身がその土地に同化しようと試みたさまが思い浮かぶ。
川畠成道のデビュー10周年を記念したベスト・アルバム。既発売の8枚のアルバムの中から、川畠本人が選曲を手がけ、さらにピアソラの曲2曲の新録音を追加している。川畠ファン必携の作品だ。
家族で楽しめるクラシック名曲集。ソロからオーケストラ曲まで、誰もがどこかで聴いたことのあるような有名曲をたっぷりと収めている。演奏家も一流の、クラシック百科事典と言える内容だ。
キャリア初の吹奏楽アルバム。共演のシエナ・ウインドは90年結成以来、クラシック以外でも精力的な活動を続けるオーケストラ。いわゆる大所帯のブラスバンド編成とはいえ、ファンキーな曲を愉快にプレイするビッグバンドとして管楽器ファン以外も楽しめる。
ミシェル・ルグランの姉でダブル・シックス・オブ・パリのメンバーでもあったクリスチャンヌが89年に録音した作品。エグベルト・ジスモンチが一部参加、作品も提供している。ダブル・シックス?時代のナンバーも。ジャズとブラジルとシャンソンのミックスが素敵。
制作・出演
MasterJay / MR.ITAGAKIakaITA-CHO / Teen-Machine / ウィリー・ウッド&ウィリー・ウッド・クルー / ゲイリー・デイヴィス / フライ・ガイ / ミスター・フォックス / ユニヴァーサル・トゥージャンル
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDなどのプロデュースや日本屈指のレコード・ディーラーとしても知られる彼の選曲・リミックスで、アーリー80'sのNYの空気感が蘇る。P&P RECORDSが残したオールド・スクール・ラップ全18トラック、懐かしくも新しい究極のセレクション。
日本のウエッサイ・ムーヴメントを特集したコンピレーション・アルバム。シーンの過去と今、そして未来を凝縮したかのような一枚で、DJ PMXならではの充実作となっている。
カヴァー集第2弾で、1枚目が東京でスタジオ録音、2枚目が京都でフィールド録音という2枚組。新旧有名曲を、ウクレレ1本からアコースティック・バンド編成、エレ・ポップ風など、多様なアレンジとほのぼのヴォイスで独自に解釈。「渚のシンドバッド」が白眉。★
ANGRAのヴォーカリスト、エドゥ・ファラスキのソロ・プロジェクトによる2ndアルバム。ベーシストにはANGRAのフェリペ・アンドレオーリを迎えている。彼のヴォーカルの存在感に圧倒される仕上がりだ。
ブラジルのトップ奏者との共演作。現代ブラジルを代表する音楽家の楽曲を多数取り上げていて、その選曲のセンスに彼のブラジル音楽への深い理解、敬愛を感じる。珠玉のメロディをアドリブで発展させていく彼のトランペット・ソロが爽快でハート・ウォーム。
ジャズ史に偉大な足跡を残したレジェンドの2007年の欧州ツアーから、75歳のバースデイ・コンサートを収録。パコ・セリーが復活し、至上最強のバンド・サウンドを達成。最期のステージとなった旧友ウェイン・ショーターとのデュエットは、涙なしには聴けない。★
オールスターのメンバーを結集させてトリビュートものを立て続けに発表しているのがキーボード奏者のジェイソン・マイルス。このアルバムではグローヴァー・ワシントンJr.にスポットライトを当て、スムース・ジャズ・シーンの人気・実力派が腕を競う。
既発の限定盤『青』と『春』を合わせた、19(ジューク)のコンプリート・ベスト。口コミから大ヒットに至った「あの紙ヒコーキ くもり空わって」やオリンピック応援ソングとして親しまれた「水・陸・そら、無限大」など、ポップスの名曲が満載だ。
paris match初のコンプリート・ベスト・アルバム。デビューからのシングル曲に加え、タイアップ曲やファンに人気のナンバーなどを網羅。グルーヴィな曲とメロウな曲に分けて収めた2枚組だ。
約2年ぶり、18枚目のオリジナル・アルバム。ジャズ・ファンク、ドラムンベース、ミクスチャー・ロックなど多彩なアプローチを試みつつ、じっくり聴かせるスロー?ミディアムの曲が主体。中田ヤスタカによるcapsule風近未来テクノが特におもしろい。
通算5作目のアルバム。表題訳“暗示”やジャケ写の荒野は世界の未来へ対する警告のようだが、サウンドに暗さはなく、4、5曲目の疾走感はむしろ希望の光が感じられる。「Between eyes #3」は、疑問符で終わるへヴィな歌詞と裏腹に滑らかな美メロとアレンジが、本作の世界観を端的に表わしている。