2009年10月発売
2年前の前作『music&me』に続き伊藤ゴローがプロデュースし、アイスランドでも録音。打ち込みも使いつつアコースティックな楽器を大切にし、英語の詞もナチュラルに響く彼女の歌声で優雅な空気感に満ちている。「FINE」のビデオも視聴可能だ。ブックレットの紙質も含めて作品への愛が伝わってくる。
大阪出身の女性シンガー・ソングライターのデビュー・シングル。素直な歌唱スタイルが若々しく好感が持てる。メロディ・センスとギターの腕もなかなかのもの。ひたすらビートルズに傾倒し、スティーヴ・ヴァイやスティーヴィー・レイ・ヴォーンに憧れているだけのことはある。将来が楽しみ。
ファション・モデルとしても活躍する阪井あゆみの4thシングル。SoulJaによる作詞・作曲で、温かく素直な気持ちが詰まった“彼に贈るラヴ・ソング”となっている。日本テレビ系『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』エンディング・テーマ。
甲斐よしひろが影響を受けてきたロック、ポップスやグループサウンズ、セルフ・カヴァーまでも盛り込んだ2009年発表のアルバム。ジェロやTOKIOへの提供曲や、23年ぶりの新曲も収録している。
1970年代前半に完成させたベートーヴェンの、交響曲全集からの1枚。ケンペはカリスマ性や派手さはないが、作品の実相をドイツ音楽の伝統に則って誠実に作り上げている。聴くほどに深みが増す演奏だ。
ミュンヘンpo.の音楽監督時代に完成させた、ケンペのベートーヴェン交響曲全集から第2番と第6番「田園」。地方歌劇場の練習指揮者から出発したキャリアからうかがえる、ドイツの伝統に深く根ざした演奏が特色。
アンスネスの最初のラフマニノフのピアノ協奏曲を収めたアルバム。透明度の高いピアニズムとベルグルンドとの、スケールの大きいダイナミックな演奏が話題を呼んだライヴ録音だ。「音の絵」での抒情もまた美しい。
25歳の時のツィンマーマンのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。この時期でなければなし得ない、瑞々しくデリケートかつストレートな表現のモーツァルトだ。若きロンクィッヒのピアノとのバランスも良く、新時代の息吹きを感じさせた秀演。
フランスを代表するピアニスト、パリ生まれのケフェレックによるラヴェルのピアノ曲集。40代前半の録音で、豊かな感受性にあふれた洗練された演奏を聴かせている。ラヴェルの研ぎ澄まされた美がいっそう表現されている。
20世紀を代表するトランペット奏者、モーリス・アンドレのベスト・アルバム。バロックからガーシュウィンに至る幅広い選曲で、超絶的なテクニックと素晴らしい歌心を披露する。
50代半ばで惜しくも亡くなったポップの全盛期の録音。澄んだ歌声と知的で感受性豊かな表現力を持っていたポップが満を持して発表したシューベルト・アルバムで、彼女の意気込みが感じられる名盤だ。
制作・出演
アンドレ・プレヴィン / アーサー・オールダム / オードリー・クリフォード / シーラ・アームストロング / ジェラルド・イングリッシュ / ロンドン交響楽団 / ロンドン交響楽団合唱団 / 聖クレメント・デインズ小学校合唱団プレヴィンの2種ある「カルミナ・ブラーナ」の最初の録音。この曲が持つあふれんばかりの生命力がプレヴィンの指揮で沸き立ち、見事なバランスを保っている。ロンドンso.&cho.による演奏と合唱も明瞭で秀逸。
ロザンタールとモンテカルロ歌劇場o.によるオッフェンバック。「パリの喜び」はロザンタールがオッフェンバックのオペレッタから20曲余を取り出し、バレエ用に編曲したもの。自作自演ともいえる録音で、華やかで楽しい演奏が繰り広げられている。
発売元
ユニバーサルミュージック前作『Soul Station 11154』の流れを汲んだ、ジャンルレスなミックス・アルバム。伝説のNYのパーティ“Soul Kitchen”へのオマージュ感を強めた本作には、ファンキーで心地よい大人のソウル・ミュージックを収めている。
70年代から80年代に青春を送ったアラフォー世代に向けてセレクトされた演歌コンピレーションの第2弾。五木ひろしの「待っている女」、石川さゆり「天城越え」、坂本冬美「夜桜お七」など、人気の演歌を収録。
2006年結成の女性4人組、スキャンダルによる初のフル・アルバム。さまざまな作家陣から投げ掛けられる楽曲群と向き合いながら、自分たちらしい溌剌さを前面に押し出して、個性を形作っている。ロック〜ポップスの中で自由に活動を謳歌していく未来の息吹を見出したい。
ダンスホール・レゲエ・シーンを沸騰させるエネルギーが充満したこの2作目で、ついにメジャー進出。MICKY RICH、KEN-U、DOMINO-KATの三人の特徴が融合したトラックが放つ、リアルな現場感にヒリヒリさせられる。RUDEBWOY FACEらフィーチャリング・アーティストにも注目。