2009年10月発売
セカンド・フル・アルバム。胸の内を吐露した赤裸々な言葉を、狂おしいほどに激しく、また時には気だるく物憂げなヴォーカルで聴かせる、強烈な個性をもった人だ。歌の世界と見事に一体化した演奏も含め、突き抜けたような“覚悟”を感じさせるところがすごい。★
ドイツのモカンボ・レーベルの代表バンドであるザ・マイティ・モカンボスと新進女性歌手・ジゼル・スミスが合体した作品だが、これはドイツ人のディープ・ファンク好きを痛感させる内容だ。ブラス音も利いた骨太サウンド、甘さを排した曲調、がっつりした歌声の三位一体表現がきっちり提出されている。
インディーズからの初フルレンス・アルバムとなる通算8作目。のっけからメタリカやっちゃってます。アルバム全体としても、ファストなアグレッションが際立ち、ヘドバン必至の爆裂チューンが次々と襲いかかる。例によって、元ネタ洋楽メタルの料理の仕方も絶妙!
結成10年、NY帰りのFUBIを中心とした大所帯バンドのセカンド・アルバム。ソウルフルなヴォーカル、艶かしいベースのうねり、ホーン&リズムのキレは抜群ときた。パッションあふれるラテン・ファンクの「MORE THAN EVERYTHING」、アーバンな「COMING HOME」「LIFE GOES ON,HERE WE STAND」など聴きどころ多数。“ブラザー”のように親しみのもてるサウンドが粋!
2005年に川崎で結成された三人組メロディック・パンク・バンド、これが2枚目のミニ・アルバム。速く激しく美しく、正統派スタイルで叩きつけるケレン味なきサウンドに共感を覚えるパンク・ファンも多いはず。スカやレゲエの要素をさりげなく取り入れるセンスもグッド。
ベースの鈴木良雄が6人のピアニストと共演したデュオ集。音楽活動40周年を記念した企画だ。ベースの第一人者だけあり、さすが共演者も一流ばかり。曲目は鈴木のオリジナル中心。演奏の素晴らしさは言うまでもなく、しゃれたセンスもこの人ならでは。
女性ヴォーカリストを中心とした5人組のファースト・アルバム。會田茂一、A×S×Eという個性派プロデューサーを迎え、キュートかつアグレッシヴなポップ・ロックを聴かせる。人懐っこいメロディや独特な世界観を持った歌詞、エッジの利いたパフォーマンスなど、バンドとしてのポテンシャルも十分だ。