2009年11月発売
PE'Z結成10周年を記念したトリビュート・アルバム。日本のバンドのみならず、イギリスやアメリカからも参戦している。もともとカオティックなサウンドをさらに混沌とさせたものあり、ヒップホップ・テイストにしたものありと、百花繚乱な仕上がりになっている。
オルタナ・フォークの代表格、デヴェンドラ・バンハートの6作目。例によって途中スペイン語を交えたりする手法や、リヴァーブを利かせた耽美的なサウンドで唯一無二の世界観を構築している。その抑制の利いたサイケなフォーク表現は、ドノヴァンにも通じるものがある。
66年のヒット曲から2001年の最後のシングルまで、全41曲をコンパイルした究極の2枚組ベスト。初期のフォーキーなポップ・ソングから70年代のディスコ・ヒットや名曲バラードまで、多彩でキャッチーなメロディの芳醇さ、兄弟ならではの美しいハーモニーなど、あらためて彼らの素晴らしさを実感。
長年の念願かなって2008年に発表されたクリスマス・アルバム。賛美歌、ゴスペル、ソウルのクリスマス・ソングなどを、きれいなだけではない深くパワフルなゴスペル・ベースの歌唱で聴かせる。息子とのデュエット「ディス・クリスマス」や朗読「イット・ワズ・ザ・ナイト・ビフォー・クリスマス」の屈託のなさなど、アレサの知られざる一面に頬が緩む。★
1968年にリリースされた1stアルバムの初デジタル・リマスター盤。自身のルーツでもあるカントリー色の強い作品で、ゲストにデヴィッド・ブリッグスやライ・クーダーも参加している。
1969年にリリースされた作品の初デジタル・リマスター盤。通算2作目にして、初めてクレイジー・ホースとコンビを組んだ記念すべき一枚だ。二ールの好戦的なギター・サウンドが炸裂する名曲「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」ほかを収録。
1970年リリース作の初デジタル・リマスター盤。ピアノの弾き語りで歌われるタイトル曲のほか、「テル・ミー・ホワイ」「サザン・マン」といった名曲を収録。自身の音楽性やアーティスト・スタンスを確立した記念碑的作品だ。
1972年リリース作の初デジタル・リマスター盤。ビルボード年間チャート1位を記録したヒット曲「孤独の旅路」を含む、従前の作風にアコースティック色を強めた仕上がり。落ち着いたなかにも緊張感が漂う、気品高い一枚だ。
2007年に復活してから3枚目となるフル・アルバム。ロマンティックで淫靡なD'ERLANGERらしい世界観を持ちながらも、メロディをさらに重視したのが今回の特徴。とくにアルバム中盤あたりでは、D'ERLANGERとしての広がりを感じる。そこに自由度を増したバンド像も見える。