2009年12月発売
ロンドンを拠点に活動する、アキコ(vo,ds)とサイモン(g)からなる二人組の1作目。地下室で行なわれたフル・ボリュームでのジャムをそのまま収録したかのような、プリミティヴでジャンクなガレージ・パンクが刺激的。加えて随所からは、アート志向も見て取れる。
80年代の洋楽CMソングを集めたコンピレーション・アルバム。テリー・デサリオやジョン・ウォーレンらのヒット曲を満載、思わずバブリーなあの頃にタイムスリップしてしまいそうな一枚。コンピ初収録音源も多数あり。
1959年にザルツブルク音楽祭に招かれた時の、グールドの貴重なライヴ録音。クラシック界に衝撃を与えた、「ゴールドベルク変奏曲」の緊迫感あふれる演奏は必聴もの。スウェーリンク以下それぞれ3曲も、瞠目すべき演奏を聴かせている。
グールドの弦楽四重奏曲などを収めたアルバム。保守的ではあったが作曲家としても評価されていたグールドの、作曲家としての魅力に接することができる。フランスの映像作家でヴァイオリン奏者のモンサンジョンのプロデュースで実現した企画盤だ。
坂本龍一が選曲監修した『グレン・グールド 坂本龍一セレクション』のバッハ編。グールドの代名詞ともいえるバッハからの選曲で、グールド研究家としても名高い宮澤淳一と坂本との対談もブックレットに収録。
グールド初のヨーロッパ・ツアーで、レニングラード(現サンクトペテルブルグ)に立ち寄った時のライヴ録音。当時24歳のグールドがレニングラード音楽院アカデミックso.と繰り広げた、スリリングなバッハとベートーヴェンだ。
アコギで奏でるクラシックに挑戦した、2007年11月発表の初のカヴァー・アルバム。監修に作曲家・千住明を迎え、バッハの「G線上のアリア」やパッヘルベルの「カノン」などの親しみやすいクラシック楽曲を収録している。
バッハからベートーヴェン、ヴォーン・ウィリアムスまで……これでもかというくらいの有名クラシックを並べながら、決して、場末のお子様ランチ風にはならない。一種の思い切りのよさと確実なサウンド・テクの相乗効果が、このある意味見事なギター大合奏を生んだのか。
10〜20代前半頃の、少女〜大人の境界線を往き来する女性の心を代弁したシンガーとして同性から高い支持を得ている彼女。この8枚目のシングルは、好きな人に対する“逢いたい”“あなただけの私でいたい”という思いを、二つの心模様を通して吐き出していく。その女心に素直に共鳴できる。
西嶋徹(b)、岩瀬立飛(ds)、林正樹(p)からなるトリオの3作目で、三人の名字がトリオ名に。重すぎず透明感のある楽曲と演奏は今の欧州ジャズに通じるものがあり、じっくり入り込んでも流し聴きをしても、確かな何かがスムースに身体に入り込んでくる。ジャンル不要なまた新しいジャズの形。良い。★
ピアノ・ジャズによるJ-POPカヴァー・ユニット、オール・ザット・ジャズの企画アルバム。スタジオジブリのアニメ映画使用曲を採り上げたもので、女性ヴォーカル曲も含まれている。
作家活動や女優として知られる彼女だが、じつは音楽歴は長く、ラテン・バンド“アベックス”のヴォーカルを16年務めるなど筋金入り。そんな彼女が満を持し復活。ルンバやマンボ、スカ、そしてノスタルジックな雰囲気漂う曲など、歌詞も手掛け、怪しげな世界観を演出。まさにベテラン歌手の味わい。