2009年2月25日発売
名古屋の6人組ガールズ・スカ・バンドの結成10周年記念ベスト盤。明るくポップなメロディ、スウィートなヴォーカル、軽快で切れ味のいいスカ・グルーヴという三位一体が持ち味。どの曲にもポジティヴなエネルギーが漲っていて、そこが10周年の原動力か。
北欧カルチャーを発信するマルチ・ドメイン・ブランド、FLOWER LABELが送り出す次世代アイドル二人組によるファースト・アルバム。クオリティの高いポップ・ソングをさらっと歌いこなすふたりのたたずまいは、キュートの一言。
『NHKドキュメンタリー』で話題を呼んだシングル「手紙〜」でスタートする3作目。本人のピアノを中心に組み立てられたサウンドが、歌の感情表現を見事に引き立てており胸に迫ってくる。圧巻は10分を超える大作「レクイエム」。ボブ・ディランのカヴァー「Knockin' On Heaven's Door」やベン・フォールズとの共作曲「Black Glasses」も収録。
西川貴教率いるユニットの通算5枚目のシングル。エモーショナルに歌い上げるヴォーカルもいいが、メンバー4人によるアレンジは、楽器の生音とデジタル・サウンドの変幻自在さを上手く融合させている。聴くほどに音の細部にまで手が届くようで、その重厚さが癖になる。
大阪出身のシンガー・ソングライター、森翼の3rdシングル。耳なじみの良いアップ・テンポのナンバーで、ほろ苦い青春像をテーマにした詞世界が独特の魅力を放っている。
ブラームスはじっくりと大家風に仕上げた演奏。並み居る競合盤の一躍トップというわけにはいかないが、悪くない。いっそう見事なのはコルンゴルトだ。ここではスナイダーのしたたるような美音、そしてウィーン・フィルの艶やかさが存分に発揮されている。
毎回強烈なメッセージと奇抜なファッションでファンを惹きつけてきたP!NKの5thアルバム。“だから何よ?”と挑戦的に歌う「ソー・ホワット」ほか、個性的でパワフルなポップ・ナンバーを収録している。
制作・出演
BillListon / GregHuckins / SalLozano / ゲイリー・グラント / ゴードン・グッドウィン / ジェリー・ヘイ / ダン・ヒギンズ / ビッグ・ファット・バンド99年に設立、グラミー賞に何度もノミネートされてきた“西海岸のビッグバンド”の2000年作品。エディ・ダニエルズやエリック・マリエンサルらゲストを迎え、華やかで楽しいソロ&アンサンブルが楽しめる。初心者からマニアまで、誰もがスウィングすること必至の秀作。★
制作・出演
JayMason / JeffDriskill / JohnYoakum / SalLozano / ウェイン・バージェロン他 / エリック・マリエンサル / ビッグ・ファット・バンド / ブライアン・スキャンロンエンタテインメント性あふれるゴードン・グッドウィン率いるビッグ・ファット・バンドの第2弾。ジャズ、フュージョン、ポップス、映画音楽などがミックスされたノリのいい音楽で、マイケル・ブレッカー、テイク6などをフィーチャーして楽しさ満載で聴かせる。
シューマンは冒頭にややムラを感じるものの、全体の誠実な音楽造りに好感が持てる。情熱的な部分の表出も、節度を持ちつつも不足はない。一方ラヴェルでは音色の彫琢とエレガントなニュアンスが特徴。「道化師の朝の歌」でのアルペッジョ表現への強いこだわりも印象的だ。
一歩も引かずに精密にオーケストラとやり取りを交わすところは、さすがにウィーン・フィルのソロ・ハーピストを務めるメストレ。ハイドンの協奏曲がハープのオリジナル作品のように豊かな表情で蘇るのも楽しい。一方のソロでは、繊細でしなやかな表現力もアピール。
11歳で天才シンガーとして紹介されながらも声帯麻痺となり、必死のリハビリの末、見事復帰し『アメリカン・アイドル』で準優勝を果たした17歳のアーティストのデビュー・アルバム。澄んだ美しい声は、まさに天から与えられたもの。心温まるサウンドが秀逸。