2009年2月発売
「レイディ・マーマレード」が有名な三人組が三十余年を経て再結成。往年そのままのロッキッシュなソウル「トゥルース・ウィル・セット・ユー・フリー」から、今は亡き公民権運動の戦士たちに思いを馳せるスローな「ディア・ローザ」まで、曲調によらず強く激しく歌い上げるパワーは健在。「ミス・オーティス・リグレッツ」は70年録音の異色未発表曲。★
“ライフ&リレーションシップ”の副題を冠した前作に続く続編、という体裁。とはいえ発表までに3年を要したマイ・ペースぶりで、シリアスな歌詞も激することなく諄々と歌うのがこの人らしい。トルコの歌姫セゼンが「ザ・キュア」に参加しているのにはびっくり。
ラブ・ソングばかりを集め、新曲3曲を加えたコンピ盤。みずみずしくピュアでありつつ、ソウルフルな節回しも併せ持つ彼女の歌声は、やはりラブ・ソングを歌うのが最もハマる。なかでもストレートなミディアム・バラードの「好きです。」が秀逸。
大山純(g)が加入し、ホリエのソング・ライティングがますます発揮されたフル・アルバム。果てなくアンビバレンスなギター、せつなさと儚さが融け合ったリリック、どこか歪みをおぼえる美麗なメロディ、ポップとロックの限界点と髄を極めたJ-ROCKの最強作だ。
由紀さおりと安田祥子姉妹がウィーン少年合唱団と共演した、ウィーン録音のアルバム。ドイツ民謡やウィーンゆかりの作曲家の曲などを取り上げ、双方とも日本語で歌っている。心温まる珠玉の一枚だ。
雑誌『CanCam』の人気モデル・阪井あゆみのデビュー・シングル。ユーミンを思わせる歌い出しからして胸キュンな「悲しみを愛しさで」、はテレビ朝日系『特命係長 只野仁』第4シーズンの主題歌で、作詞は秋本康。「re-set」は頑張って今を生きる女の子のキモチを綴った素敵なラバーズ・ロック。
日本生まれ、合衆国育ちの女性メンバー、ユキの背景に由来する、“日本語感”まじりの作風で話題を呼んできたこの男女ユニット。男性メンバー、ジェイムズ・ハンナの風貌含め、オタクの美意識全開だったのが、成功の理由では。3作目の今回、そんな持ち味にますます磨きが。
制作・出演
カール・シュタインス / ノルベルト・ハウプトマン / ハイドン / ヘルベルト・シュテール / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マンフレート・ブラウンハイドンは、カラヤン70年代の全盛時に録音した、まことに流麗でスケールの大きな演奏が繰り広げられている。モーツァルトは、BPOの管の名手たちによる協奏交響曲はじめ、華麗で美しい仕上がりだ。