2009年4月22日発売
変幻自在の節回しを聴かせる島津亜矢の特撰集の2009年版。「お徳」「海ぶし」をはじめとするコンサートなどでもおなじみの楽曲に加え、2009年3月リリースのシングル「緑舞台」も収録した充実の一枚。
『ヒアゼアアフター』(2001年)以来久々となる、サンフランシスコ出身の女性シンガー・ソングライターの2作目。澄んだ歌声や手作り感のあるサウンドには催眠性があり、“毎日が新しい始まり”などと歌う、未来に視点を向けた歌の数々が夢心地に聴こえてくる。
現役女子サッカー選手とシンガーの二足のわらじを履く石田ミホコの3rdシングル。ELLEGARDENのカヴァー「ジターバグ」や、彼女の新機軸ともいえるキャッチーなナンバー「はじまりの歌」などを収録。
活動休止時期はあったものの結成25周年となるアラフォー世代、働き盛りのバンドのアルバム。エッジの利いたロック・サウンドに、歌われるは額に汗し労働する男の姿。不況の昨今、蟹工船が流行ったりとタイムリーな内容で、どこか勤労意欲の沸く一枚である。
三度のグラミー賞に輝くラムゼイ・ルイス69年作品。チャールズ・ステップニーとリチャード・エヴァンスのアレンジが見事で立派な作品に仕上がった。「ア・レイニー・デイ・イン・センターヴィル」や「クローズ・ユア・アイズ・アンド・リメンバー」「ザ・ラヴ・アイ・フィール・フォー・ユー」などはその良い例。ルイスのプレイはストリングスとブラスに引き立てられつつもストイック、好感を持った。
ピアニストの島健をサウンド・プロデュース&アレンジに迎えて作られたシャントゥーズ・シリーズからのベスト・セレクション。シャンソンとJ-POPの有名曲のカヴァーだが、つねに自分の側に曲を引き寄せて歌うオトキさんならではのアクの強さが魅力である。
さまざまなルーツ・ミュージックを吸収し作品に昇華させてきた彼らが、スタンダード曲に独自の解釈を施して提示した異色作。すべての曲に、ヴォーカル・松本敏将の印象的なオリジナル詩が付けられている。元フィッシュマンズの柏原護による多彩で間を活かした音作りも◎。
「Won't Be Long」から18年。前作「Daddy's Party Night(懲りないオヤジの応援歌)」に続く復活第2弾シングル。ほろ苦く切ない大人のR&B「東京JUICE」とユーモラスなファンク「Let's stay Dogether」という極上のカップリング。相も変わらぬ徹底したエンタテイナーぶりで楽しませ、泣かせ、踊らせてくれる。
ガールズ・エレクトロ・ユニット、Sherryのデビュー・シングル。国民的アニメ『ドラゴンボール』のエンディング・テーマとして有名な「ロマンティックあげるよ」を大胆にカヴァーしている。
ボスコフスキー生誕100年記念企画。1955年から25年間、ウィーンのニュー・イヤー・コンサートの指揮を務めたボスコフスキーの極め付けのウィンナ・ワルツ集。今やあまり聴かれなくなったウィーン訛りの演奏だ。