2009年4月22日発売
ELLEGARDENの最強ドラマーだった高橋宏貴、ロックンロール魂を持ったギタリストの本郷信、ミステリアスなベーシストのMARCH、そしてダーク&セクシーなヴォーカルのKyokoによるScarsBoroughのファースト・ミニ・アルバム。ハイ・テンションなロック満載の会心作だ。
2003年結成の女性5人組による新生アルバム。ミレイの名画“オフィーリア”を置いたアートワークも目を惹くが、飛躍的な進化を遂げたサウンドもまた印象的だ。ゴシックのテイストも感じさせるヘヴィ・ロックが新鮮に響く。プロデュースは成田忍が担当。★
歌謡曲からイタリア歌曲までのレパートリーを、格調の高さと通俗的な歌心のバランスが支えて見事。還暦を越えたバス・バリトンの歌声は、ジャンルは異なれど、上條恒彦の滋味深い歌と一脈通ずるところがある。自作の「元気音頭」は、このアルバムの心そのものの曲だ。
元ナンバーガールの中尾憲太郎監修によるロック系コンピレーション。OGRE YOU ASSHOLEや8ottoなど、ジャンルや世代、地域にとらわれず、さまざまなバンド/アーティストの新録音源を収録している。
4枚目のシングルは、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をモチーフとしたポップ・オペラ・ナンバー。誰もが記憶のどこかに残しているだろうクラシック・ナンバーを、ポップ・アレンジで身近な音に見事に変身させる。温かくも強靱で親しみに満ちた声の魅力に浸れる。
神戸発3ピース・パンク・バンドによるセカンド・アルバム。素直なメロディ・ラインと快活なサウンドが爽やかで心地よい。明るくのびやかなヴォーカルは、一点の翳りもなく好感度が高い。耳によく馴染む要素でしっかりと満たされた良質な一枚だ。
葉加瀬太郎も絶大な信頼を寄せる世界的ヴァイオリニストが、超絶的な技巧で幽玄なメロディを紡ぐインスト集。クラシック色が強いが、レゲトンからジプシー・ブラスまで、今日的な音楽も広く視野に入れ、優美な音色で癒してくれる。東儀秀樹もゲスト参加。
結成7年。4人のうち三人がヴォーカルをとるバンドのサード・アルバム。パンクにオルタナといったアグレッシヴに攻めたてるサウンドのなか、熱くポップに弾けるさまは好感度&爽快感大。「HONEY」のように、ホロッと泣かせ聴かせる説得力は、彼らの実力の証左だ。
制作・出演
PaulBrtschitsch / Quince / Rodamaal / SolomunvsOst&Kjex / イクイノクス / ピーター・ダンダヴ / マーシャル・ジェファーソン / 池田正典ねじれたポップ・センスが魅力の音楽集団、アニマル・コレクティヴの9枚目となるアルバム。重層的ポップ・センスはさらなる進化を遂げ、刺激的にして美しく、さらにはとびきり自由な空気を感じさせてくれる。